下稲葉に住宅団地 振興計画実施計画 国谷駅で駅前広場を整備(壬生町)

[2025/4/23 栃木版]

 壬生町は、2025・26年度の町総合振興計画実施計画をまとめた。この計画は、将来都市像の実現に向けた施策体系や主要事業などを明らかにし、実施計画では2年間の予定事業を示している。建設関連の事業には、道路や上下水道等のインフラ整備などのほか、道の駅「みぶ」の再整備事業、下稲葉住宅団地整備事業、スマートIC整備事業、国谷駅前広場整備事業などを挙げている。=2面に総合振興計画実施計画の建設関連事業一覧

 農政課では、恵川浚渫事業で25年度に6130万円、26年度に9130万円を計上し、溢水対策を進めていく。また商工観光課では、ハイウェーパーク再整備事業に26年度に6億6033万円を配分し、道の駅「みぶ」の再整備を行う。26年度は農産物直売所のリニューアルのほか、シンボル施設となるラシックマルシェの建設工事を実施するため、入札手続きを進めている。

 生活環境課は、清掃センター改修工事で25年度に1億0800万円、26年度に1億円を見込み、ごみクレーンなど施設の改修を行う。

 建設課では、町道整備で社会資本整備総合交付金による道路改良事業に25年度3億6610万円、26年度2億5740万円を計上。おもちゃ団地内の重要物流道路改良事業には、25年度に1億9300万円、26年度に2億0300万円を計上した。

 道路はこのほか、町道単独道路整備事業で25年度に7000万円、26年度に1億5000万円を、町道修繕事業で25年度と26年度にそれぞれ1億3700万円を計上している。

 下稲葉住宅団地整備事業では25年度に1896万円、26年度に9489万円を計上し、25年度は住宅団地整備に向けた地区計画を策定する。普通河川江川管理事業は、護岸整備や管理用道路の整備で25年度に9800万円を計上した。

 都市計画課は、壬生スマートIC整備事業で25年度に2億83147万円、26年度に5億1422万円を計上した。壬生PAスマートICは、国谷地内の北関東自動車道壬生PAにSA・PA接続型で設置する。25年度はスマートICと直結する町道の設計や測量、調査などを進めていく。

 東武線の駅整備では、国谷駅前広場整備事業で25年度に1億7934万円、26年度に1億0175万円を計上し、駅西側の3825平方mに駅前広場の整備を進める。中型バスも利用できるロータリーを設置し、広場西側には駐輪場(北60台、南50台)を設ける。広場全体をバリアフリー化し、防災ベンチの設置や無電柱化も構想している。設計は、協和測量設計(宇都宮市)が担当した。

 魅力ある公園更新事業では、25・26年度ともに5400万円を計上し、25年度は東雲公園で複合遊具設置工事を行う。墓地の聖地公園整備事業は25年度に5500万円、26年度に6000万円を計上し、第3工区の整備工事に着手する。

 水道課は、配水設備事業で25年度に4億6300万円、26年度に2億8500万円を計上し、配水管整備等を行う。

 下水道課は、水処理センターの改築更新事業で25年度に8億0500万円、26年度に2億1700万円を計上した。公共下水道事業の汚水は25年度に1億8800万円、26年度に1億1500万円、雨水は25年度に1億1916万円、26年度に1億6300万円を計上している。

 学校教育課は、学校施設改修事業で25年度に1億5343万円、26年度に4881万円を計上した。25年度は、壬生中学校の第一および第二体育館の防水改修工事などを実施する。

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