坂東市 PA関連事業を推進 五霞町 2カ年で複合庁舎設計 25年度の県西地域主要事業

[2025/04/22 茨城版]
 県西地域(7市3町)の主な本年度事業をまとめた。坂東市は坂東PAハイウェイ・オアシス整備事業の調整池と公園整備に取り組むほか、筑西市は道の駅「グランテラス筑西」の拡張を24-26年度で行う。常総市は水海道地区市街地まちづくり事業を本格化させ、古河市は古河第一中学校長寿命化改良事業に着手する。五霞町は2カ年で町複合庁舎整備事業の設計をまとめる。

 坂東市は、坂東PAハイウェイ・オアシス整備事業の第2期工事で、当初予算に工事費3億0815万円を確保した。本年度は引き続き桜の里山公園(仮称)の調整池整備や広場の整備、駐車場の拡張工事などを行うほか、公園の実施設計や連結路の予備設計をまとめる。整備面積は約10.9haで建物の規模は1900平方m-2400平方m程度を想定する。

 常総市が民間事業と共に進める水海道地区市街地まちづくり事業には12億9680万円を予算化。市整備分として旧カスミ周辺施設の市民広場、市民コミュニティホール、ポケットパーク、親水公園の改修工事を行う。第一分庁舎を解体して保健センターを移転するため、解体工事の設計や保健センターの基本・実施設計を実施する。

 五霞町の町複合庁舎整備事業では、25-26年度で設計をまとめる。役場庁舎と中央公民館を複合化して賑わい創出を図る。当初予算には基本・実施設計委託料に2億9000万円の債務負担を設定。基本設計に着手するほか、建設用地の測量や地盤調査などを行う。

 筑西市では道の駅「グランテラス筑西」の西側約3.2haを拡張し、約300台収容の駐車場や大型複合遊具施設、遊歩道、芝生広場、調整池を整備する。3カ年継続費として20億7404万円を組んだ。

 古河市は古河第一中学校長寿命化改良事業で総額15億1073万円の継続費を設定。本年度は普通教室棟(RC造一部S造4階建て、延べ4710平方mの規模)の長寿命化対策工事を行う。

 八千代町は八千代グリーンビレッジの温泉施設「やちよ乃湯・憩遊館」の大規模リノベーション工事を実施する。露店風呂やジェットバス、寝湯などの既設の風呂に加え、電気風呂などの設備を新たに設けるほか、内壁改修や室内改修、駐車場整備も行う。当初予算には工事費5億3280万円を盛り込んだ。

 このほか、下妻市は道路冠水対策として砂沼新田に雨水調整池を整備する。当初予算には1億5050万円を確保し、発注は第2四半期を見込む。桜川市は公立小・中学校空調設備等整備事業に2億1092万円を予算化し、真壁学園義務教育学校の体育館2棟と小・中学校計9校の特別教室の空調機器設置を行う。境町はさくらの丘防災公園(仮称)の整備へ、本年度は公園を高台化するための盛土・造成工事を実施する。当初予算には1億6200万円を組んだ。

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