守谷市 図書館改修に16.8億円 つくば市 3校で建替増築検討 25年度の県南地域主要事業
[2025/4/19 茨城版]
第3回となる本日は県南地域(10市3町1村)の主要事業を掲載する。守谷市は中央図書館大規模改修工事事業に総額16億8280万円の2カ年継続費を設定。つくば市では人口増加を見込み、3校の建て替え・増築に係る基本構想や設計に着手する。取手市は小中学校全20校の体育館と武道場に空調設備を設置していく。
普通建設事業費はつくば市の221億0885万円がトップ。つくばみらい市の61億3304万円、守谷市の51億5781万円と続く。伸び率は取手市の118%が最大となった。
市町村別の主要事業をみると、土浦市は(仮称)スマートIC整備事業に8614万円を計上。市が新設するアクセス道路の詳細設計などをまとめる。
石岡市は総合保健センター整備事業で1億1084万円を編成し、基本・実施設計に着手する。建設地はひまわりの館北側用地で、建物は平屋床面積は約2400平方mを想定。龍ケ崎市では龍ケ崎小学校改修工事に2億2105万円を充てて、普通教室棟2棟とトイレを改修する。
取手市は小中学校全20校の体育館と武道場に空調設備を新設。当初予算には小学校分で9億8000万円、中学校分で8億4000万円を確保した。ガス式空調または電気式空調を整備する。牛久市は下根保育園の長寿命化を図るため、25-26年度の2カ年総額3億0074万円の継続費を組んだ。
つくば市では吾妻小学校建設基本・実施設計に3億1266万円、高山中学校建設基本・実施設計に4億0157万円、谷田部小学校改築基本構想・基本計画に5602万円を充当。吾妻小はつくば駅周辺の再開発を受けて、敷地内のグラウンドを利用し建て替える。高山中は区画整理事業地内の人口増により、校舎の増築と体育館の建て替えを行う。谷田部小は旧谷田部庁舎跡地を建設地とし、周辺の公共施設と複合化を図る。
守谷市では施設の長寿命化と利用者ニーズを反映したリニューアルを図るため、中央図書館の大規模改修工事に着手。屋根や内外装、空調設備、照明器具などの改修のほか、195平方m程度の増築を実施する。設計は三上建築事務所(水戸市)が担当した。
稲敷市は新利根総合運動公園の体育館の改修を計画。ESCO事業を採用する考えで、予算には1億5229万円を配分した。かすみがうら市は霞ヶ浦コミュニティセンター空調設備等更新工事で、2カ年5億0344万円をつけた。
つくばみらい市はみらい平駅前広場を拡張するため、詳細調査業務委託料1000万円を措置した。配置検討のための基礎資料の収集などを行う。美浦村では児童厚生施設の基本構想・基本計画策定委託料649万円を予算化し、小中学校の近隣に新施設を整備していく。
阿見町ではかすみ公民館大規模改修事業に2カ年3億7889万円を確保。河内町は新庁舎整備に向けた測量庁舎業務委託料1170万円を計上した。利根町は利根中学校格技場長寿命化改良工事に2億3551万円を投じる。