[2024/4/9　宮城版]

　石巻市は、前谷地小学校の屋内運動場（体育館）を改築する計画で、本年度に工事を発注し、来年度の完成を目指す。工事費は６月補正予算に計上するとともに、２６年度分の債務負担を設定する予定。改築設計は関・空間設計（仙台市青葉区）に委託した。履行期間は３月１４日までだったが、本年度に繰り越している。

　同校の所在地は前谷地字沖埣１２５。改築では既存の体育館や外部倉庫などを解体撤去し、跡地にＳ造平屋１０１７㎡程度の新体育館と、Ｓ造平屋４５㎡程度の渡り廊下を建設する計画。

　新体育館には暖房機、倉庫、キャットウォークなどを設ける予定だ。既存の体育館はＳ造２階建て延べ４９６㎡の規模で、１９７０年に建てられ、老朽化している。

　改築設計業務では新体育館と渡り廊下、外構の設計を作成するほか、既存体育館、倉庫２棟、石灰庫の解体設計をまとめる。改築場所の地質調査業務は日本工営（仙台支店・仙台市青葉区）に委託した。

　このほか、体育館の耐力度調査業務を同人設計（仙台市青葉区）、地形測量業務を西條設計コンサルタント（石巻市）が請け負った。

　改築の工事費は６月補正予算で確保する予定だが、物価が高騰しているため、その対応も含めて正式にどうするかをこれから判断する。