下妻の都計道変更 小美玉に産廃処理施設を新設(県都計審)

[2025/4/4 茨城版]
 県都市計画審議会(会長・中川喜久治県商工会議所連合会理事)は3月27日、県開発公社ビルで24年度第3回審議会を開催した。今回は付議案2件を審議。都計諮問第5号では下妻都市計画道路の計画変更を承認。第6号では小美玉市内の廃棄物処理施設に関する都市計画の支障の有無を「支障なし」と決定。審議内容は同日付で県知事に答申した。

 下妻都市計画道路の変更は下妻市における長期未着手路線の検討を結果に踏まえたもの。市が原本宗道線の廃止を決定したことを受けて、県が定める都市計画として大園木鎌庭線、原田下線の2路線を変更する。

 原本宗道線は関東鉄道常総線宗道駅や旧千代川村役場などの中心市街地形成を支援する道路として決定。しかし、人口や交通量の将来見通し、下妻市との合併による役場機能の見直しなどにより、市が総合的に判断し廃止となった。

 これに伴い交差する予定だった2路線は右折レーンが不要となることから、一部幅員を変更する。変更後の路線概要を見ると、大園木鎌庭線は延長約3220m(幅員16m、2車線)、原田下線は延長約2910m(幅員12m、2車線)。

 委員からは既存道路や都市計画決定された道路の整備を進めるべきとの意見が出た。

 廃棄物処理施設の新設を行うのは沼田機業(小美玉市、沼田直代表取締役)。同社は小美玉市川戸で伐採木などの木くずをチップ化し、バイオマス発電用燃料や堆肥原料などに再生する事業を行っている。近年増加する取引先からの処理依頼や耐用年数を迎える破砕機の更新に対応するため、近隣に既存施設と同様の処理施設を整備する。

 申請地は小美玉市川戸字荒蒔田1492-2ほか5筆の1万4519平方m。内部には工場(木くず破砕工場、S造〔膜構造〕平屋2903平方m)、倉庫(製品保管場、S造〔膜構造〕平屋1392平方m)、事務所(S造平屋51平方m)を配置。合計の床面積は4347平方mとなる。

 設置する破砕機は1基で、処理能力は1日(8時間)あたり290.48tを見込む。処理能力が1日あたり5tを超えるため、改めて建築基準法第51条のただし書き許可を取得することとなった。

 審議の結果、破砕機の周辺には緩衝地帯が設けられており、環境や交通への対策が講じられていると評価。また、小美玉市の都市計画上においても特に支障はないとしている。

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