東関道に190億円 事業概要 都市軸道路で調査設計費(関東整備局)
[2025/4/3 茨城版]
国土交通省関東地方整備局は、25年度予算成立を受け、管内の予算配分をまとめた。事業費は1兆8081億円で、前年度当初(1兆7745億円)から1.9%のプラスだった。本県関係の主な直轄事業では、緊急治水対策プロジェクトで那珂川に61億1500万円、久慈川に114億3400万円(いずれも24年度補正分含む)を確保。東関道水戸線(潮来~鉾田)には190億円を投じ、26年度の開通を目指して事業を進める。補助事業では、新規に野田牛久線都市軸道路利根川橋梁(仮称)に4000万円が配分され、設計などに着手する。
事業費配分の内訳は、直轄事業に4793億円(前年度当初比3プラス)、補助事業に5814億円(同15.3%プラス)、交付金に7474億円(同7.2%マイナス)。このほかにゼロ国債で501億円(同39.2%プラス)配分された。
整備局所管事業の基本方針では、▽国民の安全・安心の確保▽持続的な経済成長の実現▽個性をいかした地域づくりと分散型国づくり──の3本を柱に、24年度補正と合わせて切れ目ない取り組みを進める。また、公共事業を適確に推進するため、第三次・担い手3法なども踏まえ、施工時期等の平準化や適正価格・工期での契約、国庫債務負担行為の積極的な活用、地域企業の活用に配慮した適正規模での発注などを進めるとした。
本県関係の主な直轄事業を見ると、道路事業では東関道水戸線(潮来~鉾田)のほか、国道6号牛久土浦バイパス、神宮橋架替などを引き続き進めていく。東関道水戸線では、用地の明け渡しが順調な場合に26年度の開通を目指しているところ。このうち、北側の北浦ICから鉾田IC間では、26年度半ばへの前倒しを見込んでいる。本年度は、橋梁上部工事や改良工事、跨道橋工事などを進める計画だ。
道路事業のうち、本県と千葉県を結ぶ野田牛久線都市軸道路で、利根川橋梁(仮称)の補助事業が新規採択された。この道路は、埼玉県三郷市から千葉県を経由してつくば市までを結ぶもの。つくばエクスプレスと連動し、3県連携の軸となる広域的な幹線道路として計画されている。今回は、都市軸道路の千葉県柏市と守谷市の区間で、利根川を渡河する橋梁を含む延長3.5kmの道路整備を進める。本年度は本県と千葉県で設計などを行う。
道路調査の見通しについては、都市計画・環境アセスメントを進めるための調査として、国道6号小美玉道路(仮称)が予定されている。また、県内の国道6号の未整備区間については、交通の円滑化を図るため、関係自治体と確認した当面の進め方を踏まえ、都市計画手続きや概略ルート・構造の検討に向けた調査を進める。
鹿行南部地域では高規格道路によるアクセス向上へ、基本方針に基づく計画の具体化へ関係機関との連携を図る。交通拠点の事業化では、潮来IC周辺について機能強化の必要性調査を行う。
このほか主な新規事業では、直轄事業で国道4号大堤局所渋滞対策や、国道6号涸沼前川周辺局所渋滞対策にそれぞれ2000万円を配分。補助事業では、土浦スマートICや守谷スマートICの各アクセス道路、日立駅周辺地区官民連携まちなか再生推進事業、常陸多賀駅周辺地区都市構造再編集中支援事業、水海道中心市街地地区都市構造再編集中支援事業などが配分されている。