千葉県内の予算配分 利根川橋梁を事業化 北千葉道路の用地買収へ(関東整備局)
[2025/4/2 千葉版]
関東地方整備局は1日、2025年度予算の概要を発表した。本県関連では、茨城県と共同で進めている利根川橋梁(仮称)を新規事業化している。圏央道の整備を加速するほか、北千葉道路(市川・松戸)の早期着工に向けて、調査設計や用地買収を進めていく方針だ。
関東地方整備局の予算は前年度比2%増の1兆8081億円を計上。その内訳は、直轄4793億円、補助5814億円、交付金7474億円。本県の補助事業には951億9300万円を配分している。
本県関連の新規事業をみると、主要地方道野田牛久線・都市軸道路利根川橋梁(仮称)に1000万円を計上。茨城県と共同で、利根川を渡河し、柏市と茨城県守谷市を結ぶ延長3.5kmの道路事業を進めていくもので、調査設計に着手する。
直轄事業では、国道51号の神門局所渋滞対策(佐倉市)に2000万円、国道14号の花見公園前交差点改良(千葉市)に5000万円を充て、調査設計を進めていく。
継続事業をみると、圏央道に68億円を配分。県内唯一の未開通区間となっている大栄・横芝間について、26年度の開通を目指し、調査設計や公共補償、改良工事などを実施する。
北千葉道路(市川・松戸)に12億円を計上。東京外環自動車道・北千葉JCT東側に位置する市川市堀之内~大町間の延長3.5kmが対象となり、調査設計や用地買収、環境整備を進めていく。
国道357号東京湾岸道路(千葉県区間)に22億0400万円を充てる。千葉市美浜区稲毛海岸から浦安市舞浜までの延長24km区間で、調査設計や橋梁上部工、改良工事に取り組む。
千葉港千葉中央地区複合一貫輸送ターミナル整備事業に9億1700万円を配分。貨物需要の増加に伴うRORO船の大型化に対応するため、港湾整備を進めていくもので、岸壁(水深9m)の舗装工や上部工、泊地(水深9m)の浚渫工、防波堤の本体工や上部工を予定している。
千葉港海岸直轄海岸保全施設整備事業で10億8600万円を予算化する。船橋地区で護岸の本体工や上部工のほか、胸壁や水門、排水機場の調査・設計を進めていく。
本年度の道路調査の見通しをみると、県内では新湾岸道路と千葉北西連絡道路について、計画段階評価を進めるため、概略ルートや構造の検討を本格化する。
利根川橋梁の事業化に感謝
熊谷知事
利根川橋梁の新規事業化を受け、熊谷俊人知事は、中野洋昌国交相ら関係者の尽力に感謝し、茨城県とともに現地調査や関係者調整を重点的に進め、早期完成に向け、全力で取り組んでいく考えを示した。