今泉小体育館を改築 学校施設整備事業 3カ年で西原小長寿命化(宇都宮市)

[2025/3/27 栃木版]

 宇都宮市は2025年度の学校施設整備事業で、整備中の西小学校校舎長寿命化改修工事、上河内中学校校舎長寿命化改修工事、横川中央小学校体育館建設工事を引き続き進めるほか、新たに今泉小学校体育館の改築工事、西原小学校校舎の長寿命化改修工事、石井小学校と横川西小学校の校舎長寿命化改修設計、雀宮南小学校体育館の長寿命化改修設計、および小学校16校の体育館トイレと小学校19校の校舎トイレの洋式化工事などに着手する。

 3月補正予算では、トイレ洋式化工事に4億9057万円を計上した。また25年度当初予算では、長寿命化改修やトイレ洋式化を含む小学校整備費に9億7332万円を計上。今泉小学校の体育館建設事業は25・26年度の2カ年で総額16億9191万円、西原小学校校舎の長寿命化改修事業は25~27年度の3カ年で総額27億5371万円の継続費を設定している。

 小学校16校の体育館と19校の校舎のトイレ洋式化工事は、学校行事や他事業の進ちょく状況を見ながら発注していく。

 今泉小学校の体育館は、老朽化と狭あい化から新しい体育館を建設する。新たな体育館は、現在の体育館(1979年建設・S造平屋建て・延床面積844平方m)を解体した跡地に新設する計画で、構造や規模等については未定。設計は、本澤建築設計事務所(宇都宮市)が担当している。新体育館は特別教室も併設したものとし、トイレは緊急時の避難所として活用できるよう多目的トイレも整備する。現体育館の解体工事を25年度上半期に行ってから新体育館の建設工事に着手し、2カ年事業で整備する。

 長寿命化改修は、施設を全体的に改修する。外装では外壁・屋根・屋上防水など、内装では内壁や天井など、設備では電気・機械・給排水などを確認し、老朽化で改修が必要な箇所を整備する。このほか、トイレの洋式化も合わせて実施する。

 西原小学校では、北校舎(1972年建設・RC造4階建て・延床面積3149平方m)と南校舎(74年建設・RC造4階建て・延床面積3041平方m)を対象に長寿命化改修を実施する。設計は、横松建築設計事務所(宇都宮市)が担当した。西原小は仮設校舎を設置してから校舎の改修に着手し、3カ年事業で改修を進めていく。

 石井小学校は、北校舎・中校舎・南校舎が対象となる。いずれも69年に建設され、RC造3階建てで総延床面積は6828平方mとなっている。横川西小学校は北校舎と南校舎が対象で、いずれも72年に建設されたRC造3階建て、総延床面積5486平方mとなっている。雀宮南小学校は、体育館(78年建設・S造2階建て・延べ床974平方m)の長寿命化改修を予定している。これら3校は2025年度に設計業務を委託するが、工事時期は未定としている。

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