5月にプロポ受付 新サッカー場の整備・運営で(小山市)
[2025/3/26 栃木版]
小山市は、思川沿いに設置するサッカー場の整備および運営事業を実施する事業者を公募型プロポーザル方式で募集する。参加資格審査に関する提出書類は、5月8日から19日までの期間に、事前に連絡してから持参する。ヒアリング審査は9月を予定しており、優先交渉権者の決定および公表や基本協定の締結は9月に実施する。10月に特定事業契約の仮契約を行った後、12月定例市議会での承認を経て、設計建設工事請負契約や維持管理運営委託契約の本契約を結ぶとしている。
9月に優先者決定し基本協定締結
市は、市サッカー協会や市民からの要望を踏まえ、多くの市民が利用できる新たなサッカー場を整備する。事業手法は、設計・施工・維持管理運営を行うDBO方式を採用し、事業者はサッカー場の指定管理者に指定される予定となっている。
応募にあたっては、設計企業・建設企業・維持管理企業・運営企業による複数の企業のグループを構成する。
建築施設の設計企業は、過去10年以内に地方公共団体発注の建築物の設計実績を有する、市の測量・コンサルタント等の入札資格を持つ業者とする。公園基盤施設の設計企業は、過去10年以内に地方公共団体発注の屋外運動施設(サッカー場、グラウンド等)の設計実績を有する、市の測量・コンサルタント等の入札資格を持つ業者とする。
建築施設の建設企業は、過去10年以内に地方公共団体発注の建築物の施工実績を有する、市の建築一式工事(ランクA以上)の入札資格を持つ市内業者とする。公園基盤施設の建設企業は、過去10年以内に地方公共団体発注の屋外運動施設(サッカー場、グラウンド等)の施工実績を有する、市の土木一式工事(ランクA以上)の入札資格を持つ業者とする。
また維持管理企業は、過去10年以内に年間を通じた天然芝を有する屋外運動施設の維持管理実績を有するものとする。運営企業は、過去10年以内に年間を通じたスポーツ教室の運営実績を有するものとする。その他業務で参加する業者は、必要となる資格や資格者を有することを条件とする。
事業範囲は、施設整備業務が▽調査業務▽設計および各種申請手続き業務▽建設工事▽検査対応業務-など、開業準備業務が▽備品等調達・設置業務▽開業準備業務▽供用開始前の広報活動、予約受付業務-など、運営業務が▽案内業務▽総務業務災害時初動対応業務▽自主事業-など、維持管理業務が▽公園や建物等の保守管理業務▽修繕・更新業務-などとなっている。
事業期間は、が契約締結日翌日から2028年10月31日まで、開業準備が契約締結日翌日以降の事業者提案日から26年11月30日までとする。施設の供用開始は28年12月1日で、維持管理・運営期間は28年12月1日から39年3月31日までとなっている。
参加資格通過者のうち希望者は、市と提案内容についての対話ができ、希望者は6月2日から10日に申し込む。対話の実施日は6月23日から27日に予定し、提案書類は7月8日から25日までに提出する。
市は、市内事業者が構成企業として加わるなど地域経済への貢献を期待しており、事業参加を検討する事業者とのマッチングを促すため、7月25日の提案書類提出日までマッチング制度の受付を行う。
事業地は思川沿いの渋井地内の3万6350平方mで、現状は駐車場、残土置き場、調整池などが所在している。施設は▽サッカー場▽多目的広場(天然芝少年用サッカーコート1面)▽芝生広場(ふれあい広場)▽管理棟▽駐車場(小型車221台以上、大型車3台以上、思いやり駐車場5台以上)・駐輪場(150台以上)▽調整池▽その他公園施設(ベンチ、案内板、公園灯、時計、水飲み場など)-で構成する。
サッカー場は、人工芝一般サッカーコート1面、観覧席(計180席、日除け付きの簡易的な設備を想定)、ナイター照明設備を設ける。芝生広場の規模は約1500平方mとし、一部屋根付き広場(A約600平方m、屋根下部は人工芝)、周回コース(ウォーキング・ジョギング利用)などを設置するほか、その他事業者が提案する機能も設ける。
管理棟の規模は約300平方mで、事務室・会議室・更衣室・医務室・トイレ・授乳室・器具庫・倉庫などを必須機能とし、その他事業者が提案する機能も設ける。耐震性能は、構造体がIII類・非構造部材がB類・建築設備が乙類とする。
問い合わせは、市生涯スポーツ課0285-21-0021へ。