布設替に23億円 当初予算 牛久配水場4号池で基本設計(県南水道企業団)

[2025/3/25 茨城版]
 茨城県南水道企業団(企業長・佐々木喜章利根町長)の25年度当初予算は、収益的支出に対前年度当初比2.2%増の62億7377万円、資本的支出に同8.6%減の34億6082万円を計上した。このうち、資本的支出の建設改良事業費には28億5976万円を配分し、前年度当初比6.5%下回った。主な事業では、若柴配水場の場内工事費に1億5400万円、牛久配水場の場内工事費に1億1000万円を計上。牛久配水場では4号池の新設に向けて基本設計を策定する。配水管の整備では、延長1040mの新設工事に8278万円、延長1万4721mの布設替え工事に23億5128万円を投じる。

 龍ケ崎市の若柴配水場では、ポンプ1台の増設工事を実施する。牛久配水場では、施設の老朽化に伴い薬品注入設備の更新工事を行うほか、4号配水池の新設に係る基本設計の策定に着手する。牛久配水場では現在3基の配水池が稼働し、3基合わせた規模はPC構造で容量は7080立方m。新設する4号池は約3000立方mの容量を想定する。基本設計がまとまれば、26年度に実施設計を策定し、27年度に新設工事を行いたいとしている。

 配水管の整備では、配水管布設工事と配水管布設替工事を併せて延長約1万5761mの施工を行う。このうち、配水管の新設には8278万円を確保。取手地区で延長520m(工事費3905万円)、龍ケ崎地区で延長520m(同4373万円)の工事を行う。

 配水管布設替工事費には23億5128万円を配分し、延長1万4721mの工事を計画している。内訳は、石綿管の更新工事に3億0587万円(延長1705m)、石綿管以外の布設替工事に20億4541万円(延長1万3016m)をそれぞれ投じる。取手地区は3536m(うち石綿管395m)、龍ケ崎地区は5020m(同320m)、牛久地区は5795m(同990m)、利根地区は370mの整備を予定している。

 企業団では25年度末ごろの完了を目標に石綿管の更新事業を行っている。道路改良工事や下水道工事などの際に、順次更新工事を進める計画。

 このほか、牛久地区で3カ所の道路復旧工事と、各地区1基ずつ合計4基の消火栓設置工事などを行う。道路復旧工事では、牛久市南5丁目に約5000万円、南6丁目に約5000万円、岡見町に約4000万円などを投じる予定だ。

 この企業団は、利根川および霞ヶ浦を水源とする県企業局から浄水を受水し、取手市、龍ケ崎市、牛久市、利根町の3市1町へ給水している。82年以降は第2次拡張事業を進めている。新年度の業務予定量は、給水戸数11万5079戸、年間総給水量24万7000立方m、1日平均給水量6万7671立方mを見込んでいる。

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