道路改良に2.5億円 当初予算 児童厚生施設の基本構想(美浦村)

[2025/3/15 茨城版]
 美浦村(中島栄村長)は、11日開会の定例議会に25年度当初予算案を提出した。主なものでは、道路新設改良事業に2億5746万円を計上。児童厚生施設整備事業では基本構想・策定委託料に649万円を充てる。このほか、保健センター空調設備改修工事に3113万円、橋梁維持補修事業に1138万円を配分した。

 道路新設改良では統合小学校関連道路の整備を進める。内訳は村道104号線(延長140m)、村道109号線(同500m)、村道2180号線(同140m)、村道2190号線(同250m)の4路線の改良工事のほか、村道2180・2187号線(同360m)の測量設計業務。統合小以外では村道101号線(同460m)の改良工事、稲敷・美浦間排水路(同200m)の整備なども予定している。

 児童厚生施設の整備は4月に統合小学校が開校するにあたり、現在2カ所にある児童館を統合して、新たな施設を整備するもの。建設地は小中学校の近隣を予定。具体的な場所や規模は基本構想・基本計画の中で決めていく。26年度に設計、27年度に建設工事を実施。新施設は28年4月に供用開始する見通し。

 保健センターでは空調設備の老朽化を受けて、全面的な改修を行う。工事の内容は室内機25台、室外機7台の更新など。フロン式から電気式(EHP方式)のものに取り替える。構造はRC造平屋床面積811平方mで、1990年建築。設計は村内部でまとめた。

 橋梁維持補修事業では入江3号橋と15号橋の補修工事に向けた実施設計業務を委託する。入江3号橋は村道2663号線の橋。架設は03年で、橋長は24.6m(幅員7m)、構造はPC橋。15号橋は村道1586号線に位置し、橋長は9.3m(幅員4m)、構造は鋼橋。架設年は不明とのこと。

 水道事業では配水施設拡張費に2億3774万円を確保。布佐地区の水道管新規布設工事、舟子地区の水道管布設替工事などを計画している。

 下水道事業では布佐地区や大谷地区の管渠整備のほか、大谷幹線の詳細設計などを予定。建設改良費全体では7億5810万円を充当した。

 一般会計の総額は71億円で、対前年度比18.8%の減少。普通建設事業費は統合小学校の整備完了もあり、同85.2%減の3億7187万円となっている。

 水道事業会計は収益的支出が5億6084万円、資本的支出が2億8007万円。下水道事業会計は収益的支出が8億5342万円、資本的支出が10億5623万円を計上。電気事業会計は収益的支出が5984万円、資本的支出が5091万円を盛った。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.