12.5億円で石川建設 角田消防署の建替え工事(仙南地域広域事務組合)
[2024/3/6 宮城版]
仙南地域広域行政事務組合(理事長・滝口茂柴田町長)は5日、「角田消防署庁舎建替工事」の一般競争入札を開札し、1落の12億5000万円で石川建設(角田市)が落札した。予定価格は13億1800万円、最低制限価格は12億1256万円だった。4つの消防署建て替え事業の初弾となる施設で、RC造3階建ての庁舎棟や訓練塔2棟に関する建築・設備・外構工事を一括で発注する。
入札は単体企業での参加とし、石川建設を含め4社が応札した。3月中を予定する組合臨時議会に工事請負締結議案を上程し、可決後、本契約となる。
新・角田消防署の建設地は梶賀字高畑南地区9他の4425平方mの敷地。角田警察署から北東約200mの位置で、建て替え工事では庁舎棟と屋外訓練塔2棟の建築・電気設備・機械設備一式のほか、駐車場などの外構工事を担当する。現時点の工期は2026年3月31日まで。積算上は工期に15カ月ほどを見ており、議会の承認を経て延長する見通し。
庁舎棟は敷地の南側に配置し、RC造3階建て延べ1599平方mの規模で新築する。1階は703平方mの広さで車庫のほか、出動準備室、トレーニング室、救急洗浄室、資機材倉庫などを備える。広さ802平方mの2階には署長室や事務室、仮眠室16室、男女別の洗濯室といった諸室を配置。3階部分は94平方mの塔屋で電気室・非常発電室を設置する。
訓練塔の2棟は、いずれもRC造3階建てで、延べ173平方mと同90平方mの規模。庁舎棟の北側に2棟並べる。駐車場は来客用と職員用の計33台を確保する。基本・実施設計業務は楠山設計(仙台市青葉区)が担当した。
角田大坊地区の既存角田消防署は、RC造2階建て延べ830平方mの規模で1968年に建設された。狭あいで老朽化が進むほか、道路に面して庁舎が建つため、車両の出し入れや訓練のスペースが不十分であることから移転建て替えを決めている。
なお、組合では角田消防署の次に白石・柴田・大河原の順で各消防署を建て替える計画。白石消防署の基本・実施設計業務を構建築設計事務所(同)に委託しており、履行期間は26年5月29日まで。こちらは26年度中に予算を確保した上で、建設工事発注となりそうだ。