道路新設改良に3.2億円 吉岡小学校に外構工事費(宮城県 大和町の予算案)
[2024/3/1 宮城版]
大和町の2025年度予算案が明らかになった。一般会計は前年度比9.9%減の139億9000万円を計上した。主な事業費は道路新設改良に3億2050万円を盛り込んでおり、このうち2億7662万円を工事費、4388万円を測量・設計・施工・監理委託費に充てている。予算案は3日開会の町議会3月定例会に提出する。
土木費は道路新設改良費のほか、道路維持の工事費に1億3358万円、交通安全施設の工事費に2259万円、河川の工事費に1792万円、公園の工事費に1991万円、土地区画整理の工事費に861万円、住宅管理の工事費に4715万円を計上している。
学校関係では、小学校建設の工事費に1億8766万円、中学校施設整備の工事費に2222万円を措置。小学校は25年度に吉岡小学校の外構工事を発注する予定で、その工事費を予算化した。
同校は校舎や体育館、プールを建て替えた。3月15日には落成式を開催する。校内には仮設校舎が残っており、25年度にリース業者がこれを撤去する。
土木費と学校関係費以外では、まほろばホールの測量・設計・施工・監理委託費に1602万円と工事費に3093万円、保育所の測量・設計・施工・監理委託費に1435万円、財産管理の測量・設計・施工・監理委託費に1001万円と工事費に2054万円、農地の測量・設計・施工・監理委託費に6902万円と工事費に8376万円、林業振興の測量・設計・施工・監理委託費に1149万円と工事費に314万円、保健体育総務の工事費に2291万円を充てるなどした。
計画策定費としては、総合計画の策定費に1885万円を計上。債務負担行為で、都市計画マスタープラン等策定業務の委託費に限度額667万円を設定した。期間は2026年度。
水道事業会計は、水道施設更新事業の管工事費に4億0440万円を充てており、難波・金取南浄水場の更新などを進める。配水管敷設事業には工事費に1億0480万円と調査設計費に1000万円、鶴巣落合系送配水管強化事業は管工事費に7070万円を確保する。
下水道事業会計は、管渠費として公共下水道事業計画等変更等委託費に4447万円と、公共下水道管路更生など工事費に1972万円を措置。合併処理浄化槽の整備工事費は1017万円を予算化した。
吉岡西部土地区画整理事業特別会計は、土地区画整理事業の工事費に13億5424万円を計上。区画整理の造成工事は戸田建設に発注した。
同社との工事請負契約については、3月議会に変更案を上程する。当初の契約額は28億9520万円で、33億4284万5000円に変更する。盛土が増えたことなどによる。工期は2028年3月31日まで。