結城南中に44億円 当初予算 図書館の空調監視設備更新(結城市)

[2025/3/1 茨城版]
 結城市(小林栄市長)は、25年度当初予算案の概要を公表した。一般会計は221億6200万円で、前年度を7.7%上回った。主な事業を見ると、結城南中学校区新設校建設事業費として25-27年度の3カ年継続費に44億1453万円を設定。学校給食センターのLED化工事費に3360万円、市民情報センター・ゆうき図書館工事費に2426万円などを計上した。

 結城南中学校区新設校建設事業は、同中学校敷地内に絹川小、江川北小、江川南小、山川小、上山川小の5校を統合し、施設一体型の小・中一貫校とするもの。小学校は敷地西側のプールなどを解体した跡地に建設する。基本・実施設計は桂設計(東京都新宿区)が担当し、24年度内に策定を済ませる。

 新設校舎はRC造2階建て、延床面積6823平方mの規模で計画している。内部には普通教室14クラスと特別支援教室7クラスのほか、多目的利用が可能な少人数教室、ランチルーム、各クラスごとのワークスペース、中学生と共同利用できるメディアセンターなどを配置する。体育館も新設し、規模はRC造2階建て、延床面積1261平方mで計画する。

 今後は25-27年度で建設工事と外構工事を進め、28年4月に開校する。建設工事については、新設校舎、体育館一括で8月から9月ごろに発注する。

 学校給食センターでは、照明器具LED化工事などに取り組む。市民情報センター・ゆうき図書館では、空調設備用中央監視システム更新工事などを実施する。

 道路関係では、市道0115号線道路改良事業の道路改良工事費7850万円、市道5234号線道路改良事業の道路改良工事費3270万円を予算化する。

 このほか、山川不動尊あやめ園整備事業の工事費として1億0015万円を計上し、四阿や木道、トイレなどの上物整備に当たる。市営住宅整備工事には6666万円を確保し、市営かなくぼ住宅の長寿命化改修事業に充てる。市営住宅の長寿命化計画は同住宅で最後となる。

 なお、一般会計の性質別内訳では、普通建設事業費は37億3749万円で、前年度当初と比べて50.2%の伸び率となった。水道事業会計の資本的支出は10億4575万円(前年度比39.1%増)、公共下水道事業の資本的支出は10億6392万円(同18.1%減)、農業集落排水事業の資本的支出5467万円(同3.2%減)となっている。

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