リサイクルセンターの事業者選定に着手(我孫子市予算)
[2025/2/25 千葉版]
我孫子市の星野順一郎市長は2月25日の定例記者会見で、2025年度予算案と主な事業を明らかにした。一般会計は前年度当初比5.6%増の総額493億9000万円。人件費や物件費、扶助費が増加したなどにより過去最大となった。雨水幹線の整備や、リサイクルセンター整備事業者の選定に着手する。当初予算案は26日開会の市議会定例会に提出される。
一般会計の普通建設事業費は43億2112万円(前年度比9.4%増)。消防署整備事業の進捗や旧クリーンセンターの解体が本格化することに伴いプラスとなった。
25年度の主要事業をみると、リサイクルセンターの整備運営事業発注支援業務には総額3994万円の継続費を追加し、27~29年度の設計施工に向け、事業者の選定を進める。
12月補正予算で債務負担行為を設定し、施工者の選定を進めている旧クリーンセンター解体事業についても、総額16億9812万円の継続費を新たに設定する。
9月補正予算で債務負担行為を設定した五本松運動広場整備については、総額12億5750万円の継続費を定め、人工芝のサッカー・ラグビー場やクラブハウスをDB方式で整備する。事業者の選定については、3月中旬にも総合評価方式の一般競争入札を公告することを想定している。
下水道事業会計予算案では、柴崎排水区4工区に総額8億3140万円、布佐排水区7工区に同6億2400万円の継続費を設定し、雨水幹線を整備する。
当初予算案には、このほか、公園灯約450基のLED化に2億0777万円、湖北地区公民館の設備更新に7742万円を確保している。
一方、一般会計補正予算は、3億3500万円を減額する。国の補正を活用し、久寺家中学校の校舎を改修する。
また、下水道事業会計補正予算案では、マンホールトイレの設置工事など総合地震対策に8255万円、ウォーターPPPの導入可能性調査に3500万円を投じる。