匝瑳IC周辺で産業用地を整備へ まちづくり協議会が設立 (千葉県匝瑳市)
2025/2/22 千葉版]
匝瑳市の銚子連絡道路・匝瑳インターチェンジ周辺で産業用地の整備を進めていくため、まちづくり協議会が設立した。約16haを対象に官民共同で企業誘致するもので、事業化に向けた整備手法や計画案の検討を本格化し、事業化検討パートナーの公募や選定を進めていく考えだ。
協議会の名称は「匝瑳I.C.周辺まちづくり協議会」。1月31日に匝瑳市民ふれあいセンターで設立総会を開催し、了承された。事業区域内の関係権利者85人で構成し、会長に鈴木敏夫氏が就任している。
協議会の活動として▽事業実現に向けた事業手法・事業計画案の検討▽より良いまちづくりに向けた調査・研究▽事業化検討パートナー(民間開発事業者)の公募・選定▽会員の意向集約や合意形成──などを想定している。
同市では、産業用地整備推進事業への関心表明をホームページで募集している。これらを通じて、ゼネコンやデベロッパーなどの民間開発事業者や立地企業と引き続きヒアリングを実施していく。
産業用地整備推進事業は、市長が重点的に取り組むとした「7つの重点施策」の1つに掲げているほか、都市の将来像や都市づくりの方向性を定めた「匝瑳市都市計画マスタープラン」で位置付けられている。
銚子連絡道路などインフラの整備効果を地域活性化につなげるため、銚子連絡道路二期区間の終点部である匝瑳IC周辺で産業用地を整備し、企業立地を進めていく方針だ。
匝瑳IC周辺では、首都圏や海外への優れたアクセス性を生かし、同市の基幹産業である農林水産業と連携した産業の集積を目指している。