大和町鶴巣/最終処分場の建設工事(県環境事業公社)

[2024/2/21 宮城版]
 県環境事業公社(後藤康宏理事長)は20日、新産業廃棄物最終処分場建設工事に伴う一般競争入札の結果を公表した。6JVが応札し、落札者は大林・クボタ環境・西武・若生・総武特定建設工事JVに決定した。落札額は134億8200万円。予定価格は143億3672万2000円。工期は2028年3月24日まで。月内の工事契約、県知事の処分場設置許可を受け、大和町鶴巣の現地で春に着工する。

 構成員は、大林組東北支店(仙台市青葉区)、クボタ環境エンジニアリング東北支店(同)、西武建設東北支店(同)、若生工業(石巻市)、総武建設(同)の4社。一般競争入札は2024年10月30に公告して同11月26日まで参加申請を受け付けた。25年1月10日までに6JVが入札書と技術提案書を提出した(6面参照)。

 提案書に基づく基礎審査後、2月7日の選定委員会で技術提案の審査とヒアリング、12日に開札を実施して価格を含めた総合評価の審査で落札候補者を決定した。20日に指名委員会を開き、大林組JVを落札者に決定した。JV形態は共同施工方式を選択し、埋立地の造成工事と水処理施設プラントの設計・工事を一括する。

 次点以降は、安藤ハザマJV、清水建設JV、フジタJV、戸田建設JV、五洋建設JVだった。

 工事場所は大和町鶴巣。事業地約58haのうち、約13haに埋立地(容量230万立方m)、埋立地からの浸出水を処理する水処理施設(300立方m/日)、浸出水調整槽2槽(3万3000立方m)、管理棟などを建設する。事業地と町道を結ぶアクセス道路工事も実施し、工事契約締結後は道路工事から着手する見込み。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.