江戸崎中で2期工 当初予算 新利根体育館改修に1.5億円(稲敷市)
[2025/2/15 茨城版]
稲敷市(筧信太郎市長)は13日、25年度当初予算案の概要を明らかにした。主なものでは、江戸崎中学校の第2期大規模改修工事に9955万円を計上。24年度補正予算への前倒し分とあわせて3億2343万円を確保した。新利根総合運動公園体育館改修事業には1億5229万円、東中学校第二体育館改修工事には9585万円などを配分している。
江戸崎中学校では第2期大規模改修工事として、教室棟の外壁・屋上改修と照明のLED化を計画。また、体育館への空調設置と武道場の吊り天井の改修を行う。教室棟は1998年建築でRC造4階建て延べ5693平方m、体育館は2000年築でRC造2階建て延べ1747平方m、武道場は91年築でS造平屋612平方m。設計は大規模改修と空調新設を井川建築設計事務所(稲敷市)、吊り天井改修を増山栄建築設計事務所(つくば市)が担当する。24年度は第1期工事として、細谷建設工業・幸田JVで校舎棟と管理棟の空調設備更新工事を実施していた。
新利根総合運動公園体育館では災害時の避難所としての機能向上を目指す。工事では照明のLED化や特定天井の改修、カーテンの修繕、空調設備の新設などを行う。構造はS造平屋1995平方mで、1988年建築。改修の際にはESCO事業を採用し、設計も含めて委託する考えだ。
東中学校では第二体育館特定天井と武道場の吊り天井を改修する。第二体育館は91年建築S造平屋704平方m、武道場は87年築RC造平屋625平方m。設計は須藤設計(土浦市)がまとめた。24年度は第一体育館の改修を細谷建設工業(河内町)が担当した。
このほか、体育館への空調設置で新利根中学校に6321万円、桜川中学校に3847万円を充当。また、小学校では26年度の工事に向けて、実施設計委託料3488万円を予算化している。
土木関係では道路維持補修事業に5億3708万円、道路新設改良事業に3億1556万円を計上。橋梁維持補修事業には8160万円、市営公園管理事業には8428万円をつけた。
一般会計の総額は226億2900万円で、対前年度比0.1%の増加。普通建設事業費は同31.6%減の16億5876万円。減額要因には、沼里小学校とあずま生涯学習センターの空調改修工事の完了などを挙げる。
水道事業会計では収益的支出が10億5221万円で、資本的支出が5億5489万円。下水道事業会計は収益的支出で18億4676万円、資本的支出で14億4260万円を計上した。工業用水道事業会計は廃止に伴い皆減となっている。