市庁舎建設に134億円 村上小学校の改修設計着手(八千代市予算)

[2025/2/14 千葉版]
 八千代市の服部友則市長は2月13日、19日開会の市議会定例会に提出する新年度予算や補正予算案の概要を明らかにした。2025年度の一般会計は前年度当初比13.3%増の総額833億8000万円。学校建設など普通建設事業費、扶助費や物件費の増に伴い、一般会計の予算規模は過去最大となった。一般会計補正予算案では、市庁舎の建設に伴う継続費を45億0197万円増の、総額134億9268万円に増額し、期間を23~27年度の5カ年に変更する。27年度の竣工を目指し、市庁舎の建設に着手する。

 一般会計の普通建設事業費は131億1939万円。児童発達支援センターの整備や街路建設などで減額となったものの、みどりが丘小学校分離新設校の建設、清掃センター浸出水処理施設の基幹的設備改良工事などに伴い前年度比52.1%の大幅なプラスとなった。

 建設関連の主な事業をみると、防災道の駅やちよの整備事業には21億5897万円を配分し、レストランスペースを増設するなど、八千代ふるさとステーションのリニューアル工事に着手する。

 清掃センターの粗大ごみ処理施設には委託料として1212万円を確保し、基幹的設備改良工事に向け、発注仕様書を作成する。

 西八千代南部地区まちづくり方針等検討支援業務委託には1320万円を配分し、市街化区域への編入に向けたまちづくり方針を検討する。

 土木関連では、道路橋梁補修に6億6352万円、道路改良に1億9649万円、街路建設に8959万円、急傾斜地崩壊対策に8450万円を投じる。

 緑が丘西地区における南部近隣公園整備には2カ年で総額2億7600万円、村上小学校長寿命化改修工事実施設計業務には2カ年で同1億3145万円、新川大橋補修工事には3カ年で同10億7848万円の継続費を設定。消防本部・中央消防署LED照明機器借上に限度額2741万円(別途税)の債務負担行為を追加する。

 一方、一般会計補正予算は4億8855万円を減額する。国の補正予算を活用し、大和田南小学校外壁等補修工事費と大和田小学校特別教室等増設空調設備の購入費、八千代台西中学校外壁改修等工事費などを確保する。

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