サンプラザ再整備やチバニアン・ガイダンス施設に着工(千葉県市原市)
[2025/2/13 千葉版]
千葉県市原市(小出譲治市長)は12日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計の予算規模は前年度比5.5%増の1229億円。7年連続で過去最大を更新する積極予算編成となった。継続費を設定し、サンプラザ市原の再整備やチバニアンのガイダンス施設、八幡椎津線の擁壁築造などに着工する方針だ。
一般会計の普通建設事業費は前年度比6.9%増の175億2290万円。八幡宿駅西口複合施設(仮称)の建設や粗大ごみ処理施設の更新など大型事業が本格化するため、増加している。
新規事業では、公民連携による道路維持管理業務について、限度額13億5900万円の債務負担を設定している。
産業創造拠点の整備では総額16億1678万円の継続費を設定。JR五井駅に隣接するサンプラザ市原を産業創造拠点として再整備するため、内装や外壁・防水、空調設備などの改修工事を進めていく。
地磁気逆転地層(チバニアン)関連では継続費を設定し、工事に着手する方針。総額は新ガイダンス施設の建築が14億5992万円、見学施設の整備が9295万円となっている。
土木関連では八幡椎津線の整備事業に12億2369万円を配分。平田工区の擁壁築造工事(五井駅側)では総額19億6500万円の継続費を設定。五井・島野工区では用地取得や島野側の道路詳細設計、姉崎工区では4車線化に必要な用地取得を進めていく。
3月補正予算案では、国の補正予算を活用し、25年度に予定されていた事業を前倒す。対象となるのは、一般会計9事業15億5302万円、水道事業会計1事業1億2850万円、下水道事業会計3事業2億0332万円の総額18億8484万円。
一般会計では3事業で継続費を追加する。総額は小学校の空調設備整備15億1694万円、中学校の空調設備整備13億5969万円、学校施設バリアフリー化(加茂学園エレベーター)2億0680万円となっている。
下水道事業会計では、新規事業として下水道官民連携推進事業について、ウォーターPPP導入可能性調査業務3900万円を盛り込んでいる。