大久保東小学校を建替え 2025年度予算(習志野市)

[2025/2/7 千葉版]
 習志野市の宮本泰介市長は2月6日の定例記者会見で、2025年度予算案の概要を明らかにした。一般会計は総額764億円で、前年度当初比2.1%減。扶助費や物件費、人件費などの増に伴い、過去最大だった昨年に次ぐ過去2番目の予算規模となった。秋津サッカー場グラウンドの人工芝化や、中央消防署秋津出張所の建替設計に必要な予算を確保し、大久保東小学校の改築事業に4カ年の継続費を追加する。

 一般会計の普通建設事業費は109億5000万円(前年度比32.9%減)で、うち補助事業が28億8560万円(同59.1%減)、単独事業が83億6709万円(同16.3%減)。第二中学校の校舎改築や第一中学校の長寿化改修、芝園清掃工場の延命化改修が進捗したことなどにより大幅なマイナスとなった。

 建設関連の主な事業をみると、老朽化した中央消防署秋津出張所の建替事業には、設計委託料として2カ年の継続費を設定する。建設予定地は隣接した秋津公園駐車場。施設規模は2階建て延べ約670平方m、敷地面積は約1200平方mを想定している。25~26年度に設計をまとめ、26年度後半にも着工する。

 新総合教育センター再整備事業には2273万円を確保し、基本計画の策定に着手、測量を実施する。26~27年度の設計、28~29年度の施工、30年4月の開設を見込む。

 学校関連では、大久保東小学校の改築事業に継続費を設定し、延べ面積7300平方m程度の校舎と体育館を建設する。設計業務は豊建築事務所が担当している。履行期限は25年9月まで。

 小学校長寿命化改修事業には11億8541万円を配分し、屋敷小学校の改修工事と藤崎小学校の改修設計に充てる。

 公民館施設整備事業には8440万円を予算化し、新習志野公民館のキューピクルの更新設計に着手、谷津公民館の高圧設備を更新する。

 土木関連では、鷺沼東跨線橋の補修など橋梁対策事業に3億2067万円、道路維持補修事業に7547万円、公園遊具の更新に5382万円を投じる。

 当初予算では、このほか、秋津サッカー場グラウンドの人工芝化など体育施設整備事業に5億3236万円、富士吉田青年の家長寿命化改修(第1期)に3億0995万円、JR津田沼駅北口自転車等駐輪場建替に2億3919万円、小学校3校における放課後子供教室開設に1億8904万円、JR津田沼駅北口駅前広場のエレベーター詳細設計に3000万円を計上する。

 一方、一般会計補正予算案は11億6394万円を増額する。国の補正予算を活用し、体育館と新館棟の改修など袖ケ浦東小学校の大規模改修事業に1億8312万円、第二中学校の校舎改築事業に4億1863万円を配分している。

 主な継続費は次の通り。▽業務内容=[1]総額[2]期間──の順。
▽東習志野こども園大規模改修設計業務委託=[1]2442万円[2]25~26年度
▽新清掃工場建設に係る事業者選定支援業務委託=[1]5413万円[2]25~26年度
▽JR津田沼駅北口自転車等駐車場建替工事=[1]8億1294万円[2]25~26年度
▽JR津田沼駅北口ペデストリアンデッキ補修工事=[1]6億2601万円[2]25~27年度
▽都市マスタープラン修正業務委託=[1]2412万円[2]25~26年度
▽秋津出張所建替設計業務委託=[1]7706万円[2]25~26年度
▽大久保東小学校校舎改築工事=[1]47億2573万円[2]25~28年度
▽藤崎小学校長寿命化改修設計業務委託=[1]7118万円[2]25~27年度

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