運動公園にスケボー場 整備基本計画 来年度設計、26年度工事(小山市)

[2025/1/29 栃木版]

 小山市はこのほど、スケートボード場整備基本計画の素案をまとめた。それによると、小山運動公園の第6駐車場とJR小山駅南側自由通路への設置を構想している。小山運動公園への整備は、2025年度に基本設計および実施設計、26年度に工事を行い、27年度のオープンを予定。整備費については、2億1732万円と試算している。また小山駅南側自由通路への整備は、27年度からの定期実施を目指す。

 市では、スケートボード愛好家からのスケートボードパーク設置を求める意見をはじめ、公共スペースの適正管理・安全確保・周辺住民への迷惑防止、市民アンケートから高い需要が見込まれ、世代間交流が図れる場所として、スケートボードパークの整備基本計画を策定した。

 それによると、新たなスケートボード場は小山運動公園への整備のほか、地元から有効活用の要望があることからJR小山駅南側自由通路(市道2272号線)で地域イベント開催時に開設する。あわせて、駅付近におけるスケートボード場の整備も、引き続き候補地の検討を進めていく。

 小山運動公園については、整備計画地を砂利敷の第6駐車場(A2000平方m)とし、モルタル式コンクリート舗装で整備する。騒音防止効果の高いコンクリートを採用するほか、付帯新設としてコースの変更が容易で、流行に対応しやすい置き型セクションとコンクリートセクションを組み合わせて設置する。

 フェンスは衝突の衝撃を和らげる素材を採用し(メッシュフェンス)、南西側は遮音フェンスを設置する。雨水排水施設は、敷地南西側に地下浸透施設を整備するほか、フェンス沿いに側溝を設置する。夜間照明は北東と南東に2カ所設置し、平均照度100ルクスを満たすものとする。

 敷地内では、北東と南東に出入口を配置し、北に休憩施設、東側に北から南へコンクリートセッションクオーターランプ、バンクtoバンクコンクリートセッション、クォーターランプコンクリートセッションを配置する。南側には、コンクリートセッションボウルを配置する。敷地内にはこのほか、スラッピー、カーブボックス、マニュアルパッド、カーブボックス、クオーターランプ、角パイプレール、丸パイプレールなどのセクションも配置する。

 運動公園の整備費は、敷地造成工事が150万円、雨水排水設備工事が837万円、電気設備工事が1431万円、園路広場整備工事が2364万円、遊戯施設整備工事が5000万円、サービス施設整備工事が16万円、管理施設整備工事が682万円、経費が1億0336万円の、合計2億1732万円とする。

 なお小山駅南側自由通路については、整備計画地を歩行者専用通路の一角(A120平方m)としている。置き型セクションとして、マニュアルパッドやフラットレールを設置。歩行者の安全確保のためにフェンスを設置し、地域のイベント開催時に合わせ、定期的にスケートボードスペースの設置を目指す。小山駅南側自由通路は、市の備品を活用して設置することとし、設置費は基本計画では計上していない。

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