統合小の基本構想 八郷地区 公募型プロポの手続き開始(石岡市)

[2025/1/29 茨城版]
 石岡市は27日、八郷地区統合小学校建設の基本構想策定業務に係る公募型プロポーザルの手続きを開始した。地区内にある8つの小学校を統合する計画で、建設地は八郷中学校の隣接地。提案上限額は644万円(税抜き)、標準履行期間は180日間とする。参加形態は単体または3者以内のJV。参加意向申出書の提出は2月10日まで受け付ける。25年度内に基本構想をまとめ、26年度から設計にとりかかる。

 統合小学校の建設は市の小中学校統合再編計画に基づくもの。少子化による児童の減少を受けて、八郷中学校区の瓦会小、林小、恋瀬小、葦穂小、吉生小、柿岡小、小幡小、小桜小の8校を統合する。以前は柿岡小への段階的な統合を検討していたが、今後数年で長寿命化改修工事を行わない場合に施設の維持が困難となることから、小学校を新設する方針を固めた。

 今回の業務では▽与条件等の整理▽配置計画案の検討▽建築コンセプトの検討▽必要諸室面積およびゾーニングの検討▽各種資料等の作成▽想定事業費の試算▽打合せ協議──などを委託する。統合時期となる31年度の推計児童数は461人、普通教室は16学級を見込む。

 参加資格は市の入札参加資格者名簿に登載された単体業者または2-3者JV。このうち、少なくとも1者は茨城県内に本店、支店または営業所を有し、過去5年以内に教育施設、幼児教育施設等の新築・改築の基本構想または基本計画、基本設計、実施設計を策定した実績が求められる。

 参加意向申出書は2月10日まで受け付け、20日までに結果を通知。現地見学は同21日から28日まで実施し、提案書の受付は3月26日までとしている。その後書類審査を4月4日に行って、7日までに結果を通知する。プレゼンテーションは同17日を予定し、5月に優先交渉権者を選定。業務の契約締結は6月以降を見込む。

 25年度は基本構想の策定とともに、用地取得に向けた地権者交渉や用地測量に着手。26-27年度で設計や用地買収、造成工事を進め、建設工事は28-30年度の3カ年で実施する。

 プロポーザルの詳しい問い合わせ先は、教育委員会教育総務課学校再編推進室(電話0299-43-1111、内線1466)まで。

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