［2025/1/24　茨城版］
　つくば市は21日、中根・金田台1号近隣公園の整備に係る基本計画策定支援業務の公募型プロポーザルを公示した。新小学校の北側市有地約1.8haを対象に、住民向けの近隣公園を整備する。提案限度額は734万円(税抜き)で、業務の履行期限は25年11月28日。基本計画の策定後、早ければ25年度後半にも基本設計に着手する。

　中根・金田台地区では18年度まで都市再生機構による土地区画整理事業を実施。本年度から新小学校を整備するなど人口増加傾向にある。ただ、地区内には小規模な街区公園が6カ所あるものの、中規模以上の公園がないのが現状。

　そこで市は人口増加や小学校建設を受け、近隣公園の整備を決定。建設地は県道藤沢荒川沖線沿いで、新小学校の北側市有地約1.8ha。現在は用地測量をつくば設計(つくば市)が進めている。なお、小学校敷地内(小学校と公園の間)には今後桜中学校が移転する計画。

　支援業務では▽現況把握▽敷地分析▽計画内容の検討および設定▽基本計画図の作成▽概算工事費の算出▽基本計画説明書の作成▽照査▽住民意識調査・合意形成支援(ワークショップ等の開催)▽鳥瞰図等の作成──を委託。ゾーニングや導入施設、アクセスと動線、整備水準、維持管理方法などを検討する。

　業務の参加資格は単体もしくは2者または3者JV。このうち1者以上は国または地方公共団体が発注した都市公園などの基本計画に係る業務について、元請けとして履行した実績を有すること。

　参加表明書の提出は30日まで受け付け、2月4日に結果を通知。企画提案書の提出は同25日から28日までとし、3月12日にプレゼンテーションを実施する。審査結果は同14日に公表。契約締結は25日を予定している。

　プロポーザルへの問い合わせは、市建設部公園・施設課公園整備係(電話029-883-1111、内線3443)まで。