複合施設の新築を再公告 外構工の一部は別途発注(宮城県 登米市)

[2024/1/22 宮城版]
 登米市は米山地区複合施設の新築工事について、建築・外構の一般競争入札を21日に再公告した。前回の入札が不調に終わったため、再公告に当たり外構の一部を外し、別途発注することにした。前回と同様、2社のJVによる参加を求める。JVの参加希望届は27日まで受け付ける。開札日は2月21日。

 再発注する新築工事では建築工事の変更はないが、外構工事については

建築工事に併せた校舎や施設の本体に支障となる部分の舗装、植栽の撤去などのみを行う。工期は2027年3月30日まで。

 入札の参加資格は、県内に事業所がある建築一式工事がSとA以上の組み合わせによる2社JV。構成員には市内に本社を置く同工事がSかAの企業を必ず含める必要がある。県内事業者でSの場合は、同工事に関する経審の総合評定値(P点)が850点以上、1級技術者が7人以上とする。Aの場合は、同工事のP点が700点以上、1級技術者が3人以上とする。

 参JVの参加希望届を受け付けた後は、30日に適格企業名の一覧を公表する。その後、30日~2月6日に参加申請書やJV協定書の写しなどを求め、2月10日に参加資格審査の結果を通知する。入札書は2月19~20日に受け付ける。

 一部を別途発注する外構工事は、敷地の造成、植栽、雨水排水設備や園路・広場、遊戯施設の整備で、小学校が開校する27年4月までに行う。

 米山地区複合施設の新築工事は、建築・外構、電気、機械の3件に分離し、2024年12月13日に一般競争入札を開札した。設備工事2件は総合評価や低入札価格調査を経て、電気を亀井電機(登米市)・迫防災(同)特定JV、機械を米倉設備工業(栗原市)・佐々木設備(登米市)特定JVが落札した。

 建築・外構は3JVが応札したものの予定価格を超過し不調となった。参加希望を届出したのは渡辺土建、浅野工務店、太田組、日本住宅仙台支店、只野組、阿部興業。この6社が2社ずつ組み3つのJVを結成した。

 米山地区複合施設は、新築場所が米山町西野字的場地区で、敷地面積が2万1421平方m。建物はS造一部木造2階建て延べ8453平方mの規模。小学校、児童館、総合支所、公民館などの機能を導入する。

 新築の基本・実施設計は、NTTファシリティーズ、関空間設計、工作室齊藤彰一級建築士事務所JVがまとめた。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.