海神中学校の校舎改築 新年度早々に分離発注(船橋市)

[2025/1/17 千葉版]
 船橋市は、2025年度から3カ年で、老朽化した海神中学校の北東校舎を敷地南側に移転して建て替える。新校舎の規模は、RC造5階建て延べ約5700平方m。新年度予算に工事費を計上し、年度早々に建築工事と設備工事などに分離して発注、6月議会に工事請負契約議案を提出することを想定している。供用開始は、夏休み明けの27年9月の見込み。既存校舎は新校舎の竣工後に解体する。

 海神中学校の敷地面積は、約2万6157平方m。用途地域と地区の指定は、第一種住居地域、第一種高度地区(20m)。

 想定している新校舎の諸室は、普通教室や特別支援学級普通教室、昇降口、会議室、相談室、倉庫。また、さまざまな使い方ができる多目的スペースを設置する。

 耐震安全性の分類は、構造体II類、建築非構造部材A類、建築設備乙類を確保する。

 飛ノ台史跡公園博物館に隣接した敷地北側の校舎に階段棟を、新設校舎と既存校舎の間に渡り廊下を整備するほか、管理棟1階昇降口を保健室に改修する。

 同校では現在、新校舎の建設を前に準備工事として、櫻工営(船橋市)が、RC造擁壁によるスロープの設置工事、プールの解体、既設排水管の切廻し工事を進めている。工期は3月末まで。

 新校舎の設計、既存校舎(RC造4階建て延べ2321平方m)の解体工事と既存校舎の改修工事の実施設計は、大建設計(大阪市西区)が担当した。

 海神中学校は、道路を挟んで、大規模なまちづくりが計画されている日本建鐵跡地に面している。

 日本建鐵跡地は、行田中学校の学区となっているが、市では「(1500戸余の)ふなばし森のシティ並みの共同住宅などの開発が行われた場合でも、学区を変更すれば海神中学校でも生徒の受入れは可能」としている。

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