年内に運営者公募 ハイウェイ・オアシス 公園や調整池整備へ(坂東市)

[2025/1/9 茨城版]
 坂東市は、坂東PAハイウェイ・オアシスの整備で、第2期工事を進めている。25年度は引き続き桜の里山公園(仮称)の調整池整備工事や広場の整備工事、駐車場の拡張工事などを実施する。このほか、公園施設を運営する民間事業者の募集を年内にも開始する見通しだ。

 坂東PAハイウェイ・オアシスは、圏央道の坂東PAと、市が実施する都市公園(地域利便施設〔仮称〕桜の里山公園)を一体的に整備するもの。県内初・圏央道初のハイウェイ・オアシスとなる。施設は、高速道路と一般道路の両側から利用が可能。緑あふれる自然環境を活かした憩いの場を提供するとともに、台地で安全な地形を活かした広域的な防災拠点を整備し、新たな賑わいを創出する公園整備を行う予定だ。

 25年度は調整池の整備工事を進めるほか、公園広場の整備工事、駐車場の拡張工事を実施する。駐車場は現在、一般道路側に19台(一般用16台、障がい者用3台)と圏央道側に90台(小型車用51台、大型車用38台、障がい者用1台)あるが、新たに坂東PAの西側を拡張して駐車場を設置する見込み。

 事業手法には、複合施設や売店、遊具施設などを含めた公園施設の運営でより効果的に事業が進められるよう、パークPFI方式など官民連携事業の導入が考えられている。それに向け、民間事業者の募集を開始する予定だ。

 計画地は弓田で、圏央道南側の坂東PA(内回り)と併せた整備面積は約10.9ha、建物の規模は1900平方m~2400平方m程度を想定している。公園の整備は段階的に進めているところで、本年度は先行してローソン(コンビニエンスストア)が開店。このほか、調整池整備工事、公園整備工事として盛土造成工、雨水排水設備工、園路広場整備工、舗装工などを行っている。

 設計は八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が担当。本年度は駐車場や公園緑地の詳細設計、調整池の修正設計、軟弱地盤技術解析を行っている。

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