道の駅をリニューアル 2025年度に着工(八千代市)
[2025/1/8 千葉版]
八千代市は、2025年度に道の駅やちよ・八千代ふるさとステーションのリニューアル整備工事に着手する。当初予算で事業費を確保することを想定しており、農産物直売所の売場を拡大し、レストランスペースを増設、農産物などの販売促進と賑わいの創出を図る。基本設計・実施設計業務は、榎本建築設計事務所(千葉市中央区)が担当している。
道の駅やちよ・八千代ふるさとステーションの敷地面積は2万0018平方m。延べ面積は、現況が1391平方m、リニューアル後が1895平方m。
同事業では、木造平屋286平方mのレストランやエントランスホールなど約500平方m増築するほか、アイスクリームファクトリーを現レストラン位置に移設、ソーラーパネルが設置可能な屋根庇を設置する。
また、農産物特産物展示販売場を拡充し、駐車場に雨水貯留施設を設置。屋根からの雨漏り対策、農産物搬入路の高低差の解消、内装(全面)・照明・受変電設備・受水槽・浄化槽・空調・トイレの改修、展示棚の設置、外構整備などを予定している。
「道の駅やちよ」は、1997年に開館した「八千代ふるさとステーション」と、2013年に開館した「やちよ農業交流センター」で構成。21年6月には県内で唯一、「防災道の駅」に選定された。
市では、防災道の駅やちよの整備コンセプトを「行ってみよう道の駅~農と遊びと防災と~」に設定し、災害時には最大400人の避難者が3日間過ごすことを想定している。