宮城県 登米市で道路新設1.3km 盛土など施工計画検討へ(宮城県東部土木登米)
[2024/12/24 宮城版]
県東部土木事務所登米地域事務所は、登米市迫町新田地区で延長1.3kmの飯島道路を新設するため、施工計画検討業務を委託する。道路新設に当たり一部区間でサーチャージ盛土が必要と分かったため、同業務で土量配分計画などを作成し、段階的な施工計画を検討する。業務委託に向けて23日付で一般競争入札(総合評価)を公告しており、2025年1月16日に開札する。
飯島道路は、長沼の西側に位置する登米市迫町新田字下対馬地区他に新設する。ここには県道新田登米線が通っているものの、JR東北本線の立体交差部にあるボックスが狭く、JRの下に位置していて広げるのも難しいため、新田登米線の付け替えとして飯島道路を整備することにした。
飯島道路は2車線で全幅8.5mを確保する。主に田んぼに道路を新設するが、JRの横断部に関しては既存の登米市道がJRの上をまたいでいる箇所があるため、これを県道として活用する考え。この登米市道は長沼ダムの整備時に補償工事で整備した。
飯島道路の新設に向けては、これまでに測量設計業務を東建工営(名取市)、用地測量業務を地清建設企画(同)、地盤解析他業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、物件調査算定業務をエムソーシン(登米市)に委託した。
今回は、過年度に行った道路詳細設計の後に、地盤解析業務で一部区間のサーチャージ盛土が必要となったため、施工計画検討業務を委託して合理的な施工計画と土量配分計画を策定し、段階的な施工計画を検討する。併せて、概算工事費の作成なども行う。
施工計画検討業務の予定価格は927万3000円。履行期間は2025年3月31日までだが、同6月30日までに変更する予定。
入札の参加資格は県内に本社があり、建設コンサルタント(道路)がA等級であることなど。入札は25年1月10日まで参加申請書、同14~15日に入札書を受け付ける。総合評価の技術資料は提出期限が同15日。