[2024/12/25　栃木版]

　上三川町は、2025・26年度の総合計画実施計画をまとめた。重点事業には▽安全安心な環境の充実▽子育て・教育の充実▽産業環境の充実-などを盛り込んでいる。建設関連では道路や上下水道の整備などのほか、農業施設の防災改修、河川の護岸整備、学校体育館の照明LED化、願成寺地区の公園整備、西浦・富士見台地区のまちづくり、中心市街地整備事業を実施する予定。産業環境の充実については、道の駅の整備事業や新産業団地整備事業を進めていく。＝2面に建設関連事業一覧

　実施計画を見ると、安全安心な環境の充実では農村地域防災減災事業や河川の整備などを実施する。このうち農村地域防災減災事業は、農業用施設改修で25年度に5080万円、26年度に工事で5060万円を計上している。河川事業は、25年度に赤沢川護岸整備工事(下蒲生)や雀川護岸整備工事(上郷)などを実施するため1億0900万円、26年度に同地区の護岸整備工事で1200万円を計上した。

　上下水道整備事業は、管渠や配水管などの整備を推進する。水道施設整備事業は配水管整備の布設替工事を進めるため、25年度に1億8670万円、26年度に2億1314万円を配分する。公共下水道事業は、汚水整備・雨水整備で25年度に1億0093万円、26年度に7413万円を計上。特定環境整備事業は、25年度に1億1500万円、26年度に4350万円を配分して、石田地区の汚水整備を行う。

　子育て・教育の充実では、学校施設のうち小学校の給水設備改修工事で25年度は北小学校に3842万円、26年度は本郷小学校に3950万円を配分した。

　小学校の大規模改修事業は、25年度に本郷北小学校と明治南小学校の体育館のLED改修工事で4561万円、26年度に北小学校体育館のLED化設計事で388万円を配分した。中学校の大規模改修事業は、25年度に上三川中学校体育館のLED改修工事で3741万円と、本郷中学校体育館のLED改修設計に491万円を盛り込んだ。

　産業環境の充実では、道の駅の整備事業を計画。建設予定地は新4号国道と県道雀宮真岡線が交差する、磯岡交差点南西側の約6.2haとする。これとあわせて、新産業団地も計画する。整備予定地は新4号国道沿いで道の駅建設予定地南側の35.9haとし、県土地開発公社が主体となって調査を実施している。

　新産業団地内や周辺道路の整備には、25年度に7200万円、26年度に2億9000万円を計上した。道の駅整備推進事業には25年度に6511万円、26年度に1575万円を計上し、物件調査・地質調査・用地取得・物件補償などを行う。

　まちづくりでは、町内コミュニティセンター施設整備工事に25年度3352万円、26年度6604万円を配分した。施工中の町役場の庁舎大規模改修事業は、25年度に8億6098万円、26年度に6億0642万円を計上している。

　都市計画は、マスタープランの改定で25年度に445万円、26年度に313万円を計上し、基本図の更新事業には25年度に3002万円を計上している。上神主・茂原遺跡保存整備事業は、保存活用計画の策定などで25年度・26年度ともに418万円を配分している。

　市街地整備は、願成寺地区市街地整備事業で26年度に公園整備工事として5257万円を計上した。西浦・富士見台地区市街地整備事業は、25年度に基本計画の検討業務などで427万円を計上している。中心市街地整備事業は、25年度に公園改修実施設計や町道美装化整備などで1億1467万円、26年度に公園改修工事や町道美装化整備などで7284万円を計上した。

　道路は、道路整備事業に25年度2億0750万円、26年度1億9100万円を予算化している。道路維持事業は25年度に1億2440万円、26年度に1億1940円を充当する。橋梁維持管理事業は25年度に1億0700万円、26年度に1億1940万円を予算化して、修繕の設計や工事を実施する。