建築工事を公告 スポーツ複合施設 宿泊・体育施設など整備(筑波大学)
[2024/12/25 茨城版]
筑波大学は23日、新たなスポーツ複合施設の整備へ「Spоrt Cоmplex fоr Tоmоrrоw(仮称)新営その他工事」に係る一般競争入札を公告した。申請書と技術提案書の提出期限は25年1月21日まで、入札書の提出は2月26日午後3時までで、2月27日に開札する。工期は26年10月20日までを予定している。
スポーツ複合施設は、宿泊施設と食堂、体育施設で構成。「大学が有する世界最先端のスポーツ科学や障がい者スポーツの知見などを活用し、スポーツによる先端的な教育研究成果を活用した社会的課題の解決などを目的としたスポーツ複合施設」として整備する。国内外のアスリートやスポーツ医学研究者に対して実践的な競技力強化や研究などの機会を提供するとともに、共生社会の実現に向けた機会の創出や、障がい者を含む体育スポーツ分野における実践的な研究拠点の構築、世界最先端の研究成果の社会実装を目指していくとしている。
建設場所は南地区の体育施設エリアで、既存の合宿所とハンドボールコート2面を解体撤去した跡地に計画する。解体する合宿所(S造一部RC造2階建て、延べ面積1497平方m)の内部には14部屋と管理室などがある。本年度は東亜道路工業で解体工事に着手し、25年4月25日までの工期で進められている。
建物の規模はRC造+S造3階建て、延べ面積は5465平方m(建築面積4483平方m)で計画する。宿泊施設は個室や2人部屋、6人部屋などがあり、計約100人が宿泊可能となる。設計は佐藤総合計画(東京都墨田区)が担当した。
入札参加資格は、建築一式工事1200点以上の者などとしている。電気設備工事と機械設備工事は別途発注され、1月28日に一般競争を公告する。工事は25-26年度の2カ年で進める予定だ。