流山で低水護岸工事 補正予算で千葉県内発注予定32件追加(関東整備局)

[2024/12/24 千葉版]
 関東地方整備局は24日、補正予算関連の発注予定を公表する。千葉県内では工事26件、コンサルタント業務6件の計32件を追加する方針だ。大型工事では流山市で低水護岸工事、銚子市で排水樋管新設工事に着手するほか、圏央道関連の道路工事や神崎パーキングエリア(PA)の改良工事を加速する。

 発注予定工事の内訳をみると、事務所別では利根川下流河川9件、千葉国道8件、江戸川河川4件、首都国道と常総国道各2件、東京第二営繕1件。入札方式別では、一般競争入札21件、公募型指名競争入札5件。入札予定時期別では、第4四半期22件、25年度第1四半期4件となっている。

 工事規模が3億4000万円以上の工事をみると、江戸川河川事務所は、流山市新宿新田地区の低水護岸工事を25年度第1四半期に計画。工期は9カ月を想定している。

 3億円以上の工事は、利根川下流河川事務所が発注する佐原川排水樋管新設工事。工事場所は利根川右岸の銚子市で、工期は15カ月を見込んでいる。年度内に発注する予定だ。

 工事規模が2億円以上の工事は17件。千葉国道事務所は多古地区の圏央道改良工事2件を一般競争入札、館山市川名・富浦地区の国道127号改良工事や国道357号千鳥大橋(市川市)の舗装補修工事を公募型指名競争でそれぞれ発注する。

 常総国道事務所は、圏央道の神崎PA改良工事2件を追加する。道路工や排水構造物工などを進めていくもので、工期は11カ月を見込む。年度内に一般競争入札で発注する方針だ。

 このほか、東京第二営繕事務所は、動物検疫所天浪検疫場(成田市)で第5号畜舎の改修工事に着手する。工事規模は6000万円以上で、屋内防水や外壁などの改修を計画している。

 県内の建設コンサルタント関連業務は6件を盛り込む。江戸川河川事務所は中川下流出張所(野田市)の耐震改修設計業務を25年度第1四半期に簡易公募型プロポーザル方式で委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)。

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