砂防堰堤設計が13件 業務25件を23日公告(宮城県の発注予定)
[2024/12/20 宮城版]
県は19日、国の補正予算が成立したことを受け、建設関連業務の発注予定をホームページに公表した。件数は25件で、全て一般競争入札で委託する。入札手続きは23日に公告する。25件のうち、砂防堰堤の測量調査設計業務が13件を占めている。
業務件数を発注事務所ごとに見ると、県東部土木事務所が最も多く12件、次に気仙沼土木事務所が6件、仙台土木事務所が4件、東部土木事務所登米地域事務所が2件、北部土木事務所が1件となっている。
東部土木事務所の業務は、8件が砂防堰堤の改築に向けた測量設計、2件が上野蒜1号堰堤と上野蒜2号堰堤の測量調査設計、残り2件が土砂災害警戒区域等の基礎調査。
砂防堰堤の改築は、石巻市内の谷地大沢、清水田、日向、赤柴沢、追波沢、濁沢、大森と、女川町内の中の澤第二号(上流)が対象。
いずれも測量、地質調査、設計を行う業務で、概算業務規模が3000万円、履行期間が約10カ月。
上野蒜1号と2号の測量調査設計業務は、東松島市野蒜地区で測量、地質調査、設計を実施する。2件とも概算業務規模は4000万円、履行期間が約11カ月。
土砂災害警戒区域等の基礎調査は、その1の石巻市湊地区他と、その2の女川町針浜地区他に分けて委託する。2件とも概算業務規模は4000万円、履行期間は約9カ月。
気仙沼土木事務所は、砂防堰堤の測量調査設計業務2件と、砂防堰堤の詳細設計を含む用地測量設計業務1件、用地測量業務3件を委託する。
砂防堰堤の測量調査設計は、1件が気仙沼市本吉町上川内地区の平山沢砂防堰堤で、もう1件が同市東八幡前地区の東八幡前沢砂防堰堤。2件とも業務内容が測量、地質調査、砂防堰堤の詳細設計で、概算業務規模が4000万円、履行期間が約8カ月。
砂防堰堤の詳細設計を含む用地測量設計業務は、件名が「刈米北の沢(2)外用地測量設計業務委託」で、履行場所が気仙沼市蔵底地区他。概算業務規模は4000万円。履行期間は約8カ月。
用地測量業務3件は、南三陸町内の林際沢他と荒沢他、気仙沼市内の大畑沢(1)他が対象。履行期間は約8カ月。
仙台土木事務所と東部土木事務所登米地域事務所、北部土木事務所の業務は、いずれも土砂災害警戒区域等の基礎調査。概算業務規模は北部土木の1件が4000万円で、それ以外が5000万円。