食堂改修に3.1億円 新守谷駅区画整理で負担金減額(守谷市補正)

[2024/12/12 茨城版]
 守谷市は、11日開会の定例市議会に、本年度の補正予算案を提案した。一般会計(補正第5号)では1億1924万円を追加して総額を389億8609万円とする。主なものでは、庁舎食堂棟改修工事費に総額3億1686万円の2カ年継続費(24-25年度)を設定し、事務室への改修工事などを行う。新守谷駅周辺土地区画整理事業では、負担金などを減額している。

 庁舎食堂等改修工事は、食堂棟にある食堂スペース(約350平方m)を事務室として改修するもの。現在の食堂スペースは、飲食関係の事業者がいないことから、職員の休憩スペースなどとして活用されている。今回、福祉関係の部署が入るC棟1階が手狭となっているため、食堂棟を事務室に改修し、部署の一部を移転する。C棟1階スペースはOAフロア化を図る方針だ。このほか、議会棟1階にある和室を会議室や休憩室などに改修する。

 事業費には、本年度分として監理業務委託料529万円と、工事費1億1968万円を計上。年明けにも入札手続きに着手し、年度内の契約を予定している。工事は25年度中の完了を目指す。設計は楠山設計(東京都千代田区)がまとめた。

 新守谷駅周辺土地区画整理事業関連では、負担金3億5278万円と組合助成金2000万円を減額。公共下水道事業会計(補正第3号)でも、新守谷駅周辺土地区画整理事業負担金として5億1463万円を減額している。

 これは、本年度に予定していた組合設立が25年度にずれ込むこととなったことによるもの。このため、組合設立後に着手予定だった無電柱化工事や雨水管整備などを延期する。組合設立は、25年夏前ごろとなる見通しで、今回削除した事業費は25年度の当初予算に計上する意向だ。

 公園維持管理事業費では植栽管理委託料として2869万円を増額。市民からの要望や、公園管理者からの連絡を受けて伐採などを行う。

 みずき野大日線整備事業では工事費2537万円を追加。本年度に用地取得が進んだ箇所について、延長178mの改良舗装工事を実施する。

 このほか、坂町清水線整備事業には用地買収費472万円と補償費6117万円を増額。中央公民館では受変電設備更新工事費88万円、大野地区公民館では空調設備設置工事費86万円などを確保する。

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