［2024/12/3　茨城版］
　土浦市は、本日開会する市議会第4回定例会に、補正予算案などの議案を提出する。一般会計(第5回)では1億2937万円を増額し、補正後の総額を606億4938万円としている。主なものでは、新消防署建設に係る基本・実施設計委託料として24-25年度の債務負担行為で限度額9644万円を設定する。常磐線荒川沖構内本郷道踏切では、歩道設置工事の委託料として24-27年度の債務負担行為で2億4960万円を投じる。

　消防庁舎整備事業は、南分署の老朽化と土地・建物が狭あいであることや、荒川沖消防署が住宅地に接することなどを踏まえ、両施設の統合を行うもの。庁舎の規模は2階建てで、事務棟と車庫棟、訓練塔などを配置。延床面積は1300-1400平方ｍ程度を想定している。

　建設予定地は右籾地内の約6998平方ｍで、今回の議会には用地取得案を上程した。本年度は測量業務を明治測量設計(水戸市)、不動産鑑定業務を関東不動産鑑定事務所(土浦市)に委託。設計の委託方法についてはまだ検討中とする。

　今後は26年度前半に造成工事、26年度後半から27年度にかけて本体工事を実施。27年度内の竣工を目指す。

　常磐線荒川沖構内本郷道踏切は市道I級38号線に設置されたもの。南東側に位置する荒川沖小学校の通学路として安全性を確保するため、歩道設置工事を行う。工事はJR東日本に委託することから、今回の議会では施工協定締結の議案を提出している。

　上高塚貝塚長寿命化事業では基本・実施設計委託料2406万円の全額を繰越明許費に設定。本年度にまとめる予定だった設計が2度入札不調となったことから、事業を来年度に延期する。契約については年度内にも締結する考えだ。

　小学校遊具大規模修繕事業には補修工事費845万円を配分し、下高津小、右籾小、土浦第二小、真鍋小の4校の遊具の更新する。1月下旬ごろに一般競争入札での発注を見込む。

　老人福祉センター等整備事業では、ふれあいセンター「ながみね」の電動昇降装置付き照明器具を更新するため、工事費114万円を計上した。

　下水道事業の資本的支出では、建設改良費の管渠費に7000万円を計上。国の交付金増額に伴って神立菅谷雨水幹線の延長69mの整備を進めていく。