旧清掃工場解体に16億円 補正予算(我孫子市)

[2024/11/27 千葉版]

2025年度から解体に着手する旧クリーンセンター

2025年度から解体に着手する旧クリーンセンター


 我孫子市(星野順一郎市長)は11月26日、12月2日開会の市議会定例会に提出する24議案の概要を明らかにした。一般会計補正予算案は2億6200万円を追加する。新資源化施設(リサイクルセンター)の建設予定地に建つ旧クリーンセンターを解体、7月の火災で一部焼失した湖北小学校体育館の新築へ向け設計に着手する方針だ。

 旧クリーンセンター解体及び土壌汚染対策工事には、2024~27年度の4カ年で、限度額16億6287万円の債務負担行為を設定する。年度内に事業者の選定を終え、25~27年度の3カ年で解体する。

 市では、旧クリーンセンターを解体した跡地に、ストックヤードを含む資源化施設を建設することを計画している。年度内に事業手法を決定し、25~26年度にアドバイザリー業務を委託するなど事業者の選定を進め、27~29年度に設計施工するスケジュールを想定している。

 23年度の旧クリーンセンター解体設計と土壌汚染状況調査、今年度の土壌汚染対策設計と資源化施設整備詳細計画見直し業務は、国際航業(東京都新宿区)が担当している。

 湖北小学校体育館の再建については、設計委託料として2カ年で総額3446万円の継続費を追加し、24年度分として1034万円を計上する。2月上旬から設計に着手し、26年4月上旬から工期約12カ月で新築する。

 既存体育館の解体については、工事費を編成した補正予算を専決処分し、一般競争入札で事業者の選定を進めている。予定価格は4994万4300円(税抜)。工期は25年6月末まで。12月25日に開札する。

 既存体育館の構造はS造、延床面積は1136平方m。1967年度の建築で、築57年となる。

 このほか、補正予算案では、24年度中に事業者を選定するため、久寺家中学校大規模改修工事に限度額3億3246万円の債務負担行為を、布佐南小学校と湖北台中学校の改修設計に同583万円と同494万円の債務負担行為をそれぞれ追加する。

 久寺家中学校の屋上防水と外壁改修設計は、齋藤建築設計事務所が担当した。

 布佐南小学校は体育館屋根や外壁、湖北台中学校は第2校舎の屋上防水や外壁を改修する。

 一方、工事施行協定議案では、常磐線北柏・我孫子間船戸こ線人道橋修繕工事の施行に伴う協定について議会の承認を求める。

 協定の相手は東日本旅客鉄道(東京都北区)。協定金額は7億5369万5000円(税込)。工期は28年3月末まで。

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