12月補正予算 学校の環境整備や工事平準化で債務負担(千葉市)

[2024/11/23 千葉版]
 千葉市の神谷俊一市長は22日、記者会見を開き、26日開会の市議会定例会に提出する補正予算案を発表した。一般会計の予算規模は3600万円。体育館の冷暖房設備整備など学校施設の環境整備のほか、公共工事の平準化について債務負担を設定している。会期は12月13日まで。

 学校施設の環境整備では、体育館の冷暖房設備整備に限度額1億2644万円の債務負担を設定。2026年度の着工に向けて、中学校25校、高等学校1校、特別支援学校3校で実施設計に着手する。

 大規模改造・外部改修では、限度額1億7600万円の債務負担を追加する。対象となるのは、大規模改造が小学校1校、中学校3校、外部改修が中学校6校。26年度から工事を進めていくため、実施設計を委託する。

 エレベータの設置では、限度額7260万円の債務負担を盛り込んだ。小学校4校、中学校2校が対象で、26年度の着工に向けて、実施設計を進めていく。

 老朽化に伴う学校設備の改修工事には限度額1億6760万円の債務負担を設定。小学校2校で給水設備、小学校1校と中学校2校で消火設備のそれぞれ改修工事を計画している。

 公共工事の施工時期の平準化を図るため、市有建築物の計画的保全で限度額2億1400万円の債務負担を予算化する。25年度に実施予定の工事5件と設計10件を前倒す方針だ。

 このほか、ナラ枯れ被害木対策に3600万円を計上。公園緑地の利用者や隣接地の安全を確保するため、カシノナガキクイムシによる枯損木約270本の伐採などを進めていく。

 病院事業会計の補正予算案では、青葉病院の空調熱源更新について、25年度までに限度額1億2650万円の債務負担を設定している。

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