黒磯那須BPで道路改良 発注見通し 新たに105件を追加(県県土整備部)
[2024/11/22 栃木版]
県県土整備部は22日に、発注の見通しが立った11月期の建設工事(250万円超)を公表する。新たに追加する工事は105件で、このうち予定価格5000万円以上の条件付き一般競争入札を主要地方道西那須野那須線黒磯那須バイパスや主要地方道大田原氏家線親園佐久山バイパス、3・3・3号野崎こ線橋通り、県道西那須野薄葉線の道路改良工事の計6件に適用する。このほかの99件は、本年8月に発生した大雨の災害復旧工事が中心で、いずれも指名競争入札で発注して早期の復旧を図る。 =2-3面に追加分の概要
大雨災害の復旧工事を多数追加
追加する案件の事務所・課別内訳は、宇都宮土木11件、鹿沼土木22件、日光土木16件、真岡土木1件、栃木土木6件、矢板土木26件、大田原土木13件(うち条件付き一般競争入札6件)、烏山土木1件、安足土木7件、建築課2件となった。
宇都宮土木は主要地方道宇都宮栃木線の舗装修繕工事などのほか、災害復旧関連で一級河川田川と武名瀬川の護岸工事を追加。鹿沼土木は、災害復旧事業で一級河川黒川や大芦川の護岸工事、県道石裂上日向線や草久粟野線の擁壁工事など20件を追加し、県道上久我栃木線本城橋の橋梁補修工事なども追加している。
日光土木は災害復旧事業で、一級河川行川や武子川の護岸工事をはじめ、国道121号の法面工事など12件を追加。災害復旧以外でも、県道小来川清滝線の道路改良工事や県道栗山日光線の舗装修繕工事なども追加している。
真岡土木は、県道深沢岩瀬線の茂木町深沢地内の道路改良工事を追加し、第4四半期の発注を予定する。栃木土木は、災害復旧で一級河川黒川の護岸・根固工事を追加したほか、舗装修繕工事や堆積土除去工事を追加している。
矢板土木は、主要地方道大田原氏家線新松島橋の橋梁補修工事や一級河川内川の水位計更新工事のほか、災害復旧関連で一級河川内川や江川(矢板)、荒川(塩谷)などの護岸工事や主要地方道塩原矢板線の擁壁工事を追加する。
大田原土木は、県道西那須野薄葉線の道路改良工事に一般競争入札を適用し、第3四半期に発注。また、主要地方道西那須野那須線黒磯那須バイパスの道路改良工事3件をはじめ、主要地方道大田原氏家線親園佐久山バイパスや3・3・3号野崎こ線橋通りの道路改良工事も、一般競争入札で第4四半期の発注を予定する。
烏山土木は、災害復旧で一級河川荒川(塩谷)の護岸工事1件を追加し、第3四半期に指名競争入札で発注する。安足土木は3・4・1号前橋水戸線大橋の道路改良工事をはじめ、一級河川秋山川の護岸工事や主要地方道足利太田線外の舗装修繕工事などを追加している。
建築課は、県営若杉住宅1号棟ほか昇降機改修工事を第3四半期に随意契約で発注するほか、今市特別支援学校小学部1棟ほかの給水設備改修工事を第4四半期に指名競争入札で発注する。
なお未発注工事は、今回の追加分も含めて一般競争入札が24件、指名競争入札が254件の計279件となっている。