駅前にLRT停留場 駅西口周辺地区 自然と親しむエリアも(宇都宮市)

[2024/11/6 栃木版]

 宇都宮市は、(仮称)JR宇都宮駅西口周辺地区整備基本計画の策定に関連し、JR宇都宮駅西口周辺地区の将来イメージ図案を公表した。それによると、駅西口周辺地区で4つの軸を意識した再編を進め、この地区で民間開発と連携した広場空間、自然と親しむエリア、駅前にライトライン(LRT)停留場を配置し、ライトライン停留場は滞留空間を創出する。

 市は、JR宇都宮駅西口周辺地区で魅力あふれる空間を創出するため、(仮称)JR宇都宮駅西口周辺地区整備基本計画の策定に向けた検討を進めている。市は、まちづくり関係者と官民一体となったまちづくりを推進していくため、イメージ図を作成した。

 駅西口周辺地区は、駅から西の中心市街地を結ぶ「大通り軸」、田川から駅を通って駅東口地区を結ぶ「東西軸」、駅から駅前地区を結ぶ「南軸」、駅から北地区を結ぶ「北地区」の4つの軸を意識した再編を進め、周辺地区とのつながりを強化していく。賑わいの創出、賑わい創出効果が周囲へ波及するような空間を創出する。

 将来イメージ図では、大通り軸と東西軸に囲まれたエリアを民間開発と連携した広場空間を創出する。東西軸と北軸に北東側に囲まれたA街区やトナリエ等がある再開発検討街区では、田川など自然と親しむエリアとする。東西軸・北軸・宇都宮駅に囲まれた箇所はライトライン停留場を設置する交通軸の中心・来街者を引き付けるエリアとする。

 民間開発と連携した広場空間には、隣接した建物と一体感のある広場、駅と都心部をつなぐ歩行空間を設け、水外宮間や緑あふれる憩いの場とする。

 交通軸の中心・来街者を引き付けるエリアでは、ライトラインを中心に駅の滞留空間を創出する(休憩、飲食、イベント等)。歩行者用の通路の橋脚をデジタルサイネージなどに有効活用し、交通利用者をぬらさないアンブレラフリー(庇など)の空間を形成する。

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