来年度から本体工 道の駅「かつら」 26年5月の開業目指す(城里町)
[2024/10/31 茨城版]
城里町は、道の駅かつら移転整備計画を公表した。戸頃建築設計事務所(水戸市)に委託していた設計がまとまったことに伴い、詳細な配置計画を示した。工事は2期に分割して行い、来年度から第1期工事として道の駅の本体工事に着工。リニューアルオープンは26年5月を予定している。第1期工事終了後には既存施設を解体し、跡地に広場やオートキャンプ場の整備を行う第2期工事を計画する。
道の駅の移転は、既存施設の老朽化や国道123号の那珂川大橋の架替に伴って行うもの。建設地は、既存施設東側に隣接している約2万1100平方m(河川区域含む)の敷地に移転する。基本計画時点との変更としては、駐車場台数や物販施設などの拡張が挙がる。
道の駅には休憩施設と地域振興施設、オートキャンプ場などを整備。休憩施設は駐車場やトイレのほか、周辺の観光やイベント情報を発信する情報発信スペースを盛り込む。
地域振興施設では、町や近隣地域で生産される農産物を販売する物販施設(直売所・屋外売場・バックヤード)や飲食施設(食堂・テラス・厨房)などを整備する。このほか付帯施設として事務所や更衣室、休憩室などを設ける。建物は2階建てで延べ面積は1905平方m、敷地面積は1万3600平方mを計画している。
オートキャンプ場は、既存のふれあい広場を再整備するもの。その際には那珂川近隣であることを生かして道の駅本体よりも一段低く整備し、芝生広場を配置して親水エリアとする。また、有料化を視野に入れて管理棟などの施設もあわせて建設。計画では敷地面積が7500平方mで、管理棟が33平方mとなる。
本年度は桐原工務店・金長設備工業JVで第1期工事分の造成工事を実施。来年度から本体工事に着手し、26年5月に建屋部分を先行して開業する。第2期工事は関係機関との調整や取付道路の進捗に合わせて進める方針だ。