図書館は最大100万冊 年度内にも文化複合施設の整備構想(松戸市)

[2024/10/29 千葉版]
 松戸市は 松戸駅東口「新拠点ゾーン・試みの場」で整備を計画している文化複合施設について、基本構想のたたき台をとりまとめた。文化機能として、図書館、滞在・交流、美術ギャラリー、プラネタリウムを含むホールの4つを想定し、図書館(中央館)の蔵書数は50万冊~100万冊程度を見込んでいる。オープンハウスで寄せられた意見や、懇談会での協議をふまえ、年度内を目標に基本構想をとりまとめる方針だ。

 市では、松戸駅東側の相模台の台地と、それに隣接する公園を活用し、新たな市の顔となる便利で魅力あふれる拠点を整備することを計画。2021年1月に「新拠点ゾーン整備基本計画」をとりまとめた。

 同計画では新拠点ゾーン北側「試みの場」で、土地区画整理事業(第1段階)と市役所機能の再編整備(第2段階)に続く第3段階として、商業・業務・文化機能の整備を検討する方針を示している。

 市では、同計画をふまえ、22年度に商業・業務・文化複合施設の、それぞれの導入機能についてサウンディング型市場調査を、23年度に文化活動に関する市民アンケート調査を実施した。

 また、外部有識者6人と担当職員2人の計8人で構成する懇談会を設置し、24日に今年度第1回目の会合を開くなど、専門的な視点から意見を交わしている。会長は市文化スポーツ部長。

 26日には、戸定邸でオープンハウスを開催し、パネルなどを使いながら基本理念や施設像を説明、市民から広く意見やアイデアを募った。

 たたき台の内容をみると、基本理念では、誰もがくつろぎ、交流し、学習し、自由に利用できる学びの場を提供することなどをうたっている。

 目指す施設像には、学びの礎となる知の集積、みどりを感じるサードプレイス、文化・芸術・情報のアウトプットの3つを定める。

 施設を構成する4機能のうち、図書館は、中央館として50万冊~100万冊程度を所蔵する。

 滞在・交流機能については、多目的スタジオや交流ラウンジカフェ、遊戯室、ワークスペースなどを想定している。

 美術ギャラリーは、例として、国内の巡回展を開催できる規模とし、ホール機能はアマチュアからビジネスユースの規模を確保し、可動式客席タイプとする。

 このほか、オープンハウスでは、複合施設の機能や使い方のアイデアとして、アトリエやサウナ・足湯、観光案内所、コスプレ祭りなども提案し、シール投票や、付せんで広く意見を募った。

 2回目のオープンハウスは11月9日に市立博物館内で開催する予定だ。

 基本構想の策定支援業務は、随意契約によりURリンケージ・千葉営業所(千葉市中央区)が担当している。

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