12月までに再公告 古河警察署 3月議会の契約承認目指す(県警察本部)
[2024/10/25 茨城版]
県警察本部は、本年度から3カ年で古河警察署の移転改築工事を計画しており、12月までに建築工事を再公告する。仮契約の締結後は3月議会での承認を想定。擁壁設置と電気設備、機械設備工事については年度末に別途発注。26年度末の竣工を見込む。全体の事業費は39億5600万円を確保している。
古河警察署建設事業は、古河市旭町に位置する既存施設の老朽化や狭あい化、拠点機能の強化などを理由に移転改築を行うもの。建設場所は、古河駅東部土地区画整理事業地内の保留地143街区と145街区の一部約1.5ha。
新施設の構造・規模は庁舎棟がRC造一部PC造3階建て、延べ5223平方mとし、内部には事務室や会議室、当直室、更衣室、留置場、道場、機械室などを配置。このほか、敷地内には、東側車庫・倉庫棟(S造2階建て、延べ864平方m)、西側車庫棟(S造平屋400平方m)、署長公舎棟(木造平屋82平方m)などを整備する。実施設計は桂・団JVが担当した。
県警では26年10月末の完成を目指し、6月に建築工事の一般競争入札を公告。予定価格は23億0400万円に設定し、8月9日に開札したが、参加者全者が辞退し不調となっていた。現在は不調の理由の調査と再公告に向けた各種精査を進めている。
前回の入札参加形態は2者JVに設定。代表構成員は茨城県内に本店を有し、建築Sで年間平均完成工事高が11億5200万円以上、特定建設業の許可を有することなど。施工実績では、04年4月1日から24年6月1日の期間に、元請として、同種工事(RC造2階建て以上かつ延べ2000平方m以上の警察署庁舎の新築工事または増築工事)、または類似工事(RC造3階建て以上かつ延べ3000平方m以上の建築物の新築工事または増築工事)を行ったことを求めていた。
代表構成員以外の構成員は茨城県内に本店を有し、建築SまたはAであることなどが参加資格だった。