業務代行者を募集 宇都宮駅西口大通り南地区再開発 12月19日まで受付

[2024/10/2 栃木版]

 宇都宮市の宇都宮駅西口大通り南地区第一種市街地再開発事業で、市街地再開発準備組合(川村壽文理事長)は、事業提案方式による特定業務代行者を募集する。参加にあたり、応募関係書類は12月19日までに準備組合事務局へ持参する。応募資格審査に合格した応募者には、2025年1月10日までに事業提案要領を配布する。事業提案書は3月24日までに提出し、選定審査委員会が事業提案書を審査して、準備組合の総会等で特定業務代行者を決定する。選定結果は、4月上旬にも通知する予定となっている。

 応募できるのは、単体企業または共同企業体(JV)とする。JVは代表企業、設計幹事企業(代表企業が兼務)、建設幹事企業などで構成し、地域諸条件の対応や地元企業の育成・担い手確保の観点から、宇都宮市内業者を1者以上選定する。

 建設幹事企業は▽経審(2024年8月末時点)の建築工事一式の総合評点が1300点以上▽宇都宮市の入札参加資格の格付基準(建築一式工事)で総合評点が1300以上かつA等級-をすべて満たす業者としている。

 宇都宮市内業者の参加資格は、宇都宮市の入札参加資格の格付基準(建築一式工事)で、総合評点が1000以上かつA等級である業者とする。

 設計業務の構成員の資格は、一級建築士事務所であることなど。建設業者の構成員は、特定建設業の許可を持つことなどとする。

 宇都宮駅西口大通り南地区は、駅前通り3丁目地内のJR宇都宮駅西口駅前広場の西に隣接する約0.5haを区域面積とし、地権者は25人(土地所有者16人・借地権者9人)となっている。この地区は建物の老朽化が進み、敷地が細分化している。

 20年6月に市街地再開発準備組合が設立され、再開発計画オフィス(東京都新宿区)、AIS総合設計(宇都宮市)、フージャースコーポレーション(東京都千代田区)が事業協力者として参加し、市街地再開発事業の検討を行っている。本年7月には都市計画が決定されており、今後は25年4月にも組合設立が認可され、26年4月の着工(解体含む)を予定している。

 市街地再開発事業では、中心市街地にふさわしい魅力ある施設を整備するため、民間企業の技術力やノウハウを取り入れて事業を進める。今回、準備組合では事業提案競技方式で特定業務代行者を募集する。

 市街地再開発事業では、敷地面積約3200平方mに、高さ110mの地上30階地下1階建てで、RC造延べ床約3万7000平方mの規模の複合ビルの建設を計画している。内部には商業施設、業務施設、住宅などを整備し、このほか低層棟(S造5階建て)や駐車場棟(S造、約290台)も整備する。

 今回の業務内容は▽施設の実施設計(準備組合の選定する設計事務所と共同で受託し、構造設計を主に担当する)▽施設の工事(施設の新築工事および外構工事など)▽未処分保留床の最終処分▽準備組合事務局業務などの支援-となっている。

 詳しい問い合わせは、宇都宮駅西口大通り南地区市街地再開発準備組合事務局028-678-3741へ。

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