仙台箱堤で交差点改良 セントラルが修正設計(仙台河川国道)

[2024/10/1 宮城版]
 国土交通省仙台河川国道事務所は、国道4号仙台拡幅の道路改築事業で箱堤交差点を立体化した後、立体化部分の下で平面交差点を改良する。本年度は交差点改良に向けセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に修正設計業務を委託する。この業務には国道4号大衡道路の4車線化事業に必要な道路詳細設計の修正と、3カ所に設ける重力式擁壁の詳細設計が含まれる。

 同社に委託するのは「宮城中央地区道路設計業務」。業務委託に当たっては9月26日に一般競争入札を開札し、同社が2430万円で落札した。予定価格は3025万円、調査基準価格が2429万円だった。

 業務内容は箱堤交差点(平面交差点)の修正詳細設計と、大衡道路のうち、南側の延長2.6km区間を対象とした道路詳細修正設計や、4車線化に伴って設置する重力擁壁3カ所の詳細設計。履行期間は2025年2月28日まで。

 箱堤交差点は仙台市若林区卸町4丁目~宮城野区日ノ出町3丁目で国道4号と仙台市道元寺小路福室線が平面交差している。仙台拡幅の道路改築事業で高架橋を設けて立体化し、市道の上を国道橋がまたぐようにする。

 立体化区間は延長が高架橋を含め1.4km。高架橋部分は年度内の開通を目指している。開通後は交通を切り替えつつ、高架橋の下に位置する平面交差点や副道などの改良工事を進める。

 大衡道路の4車線化は大衡村の大衡字枛木地区から駒場蕨崎地区までに至る延長4.5kmが事業区間。このうち河原交差点(大衡村大衡字萱刈場)から北側の延長2km区間が2026年度までに開通する予定になっている。今回は同交差点から南側区間の詳細設計を修正する。

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