中村安藤JVに決定 宇都宮市体育館 Bリーグ参入向けの改修(宇都宮ブレックス)

[2024/9/28 栃木版]

 プロバスケットボールチームの宇都宮ブレックスを運営する栃木ブレックスは、宇都宮市体育館の機能・利便性向上改修事業で、設計・工事を行う業者を公募型プロポーザル方式で選考し、中村安藤建設共同企業体に決定した。決定金額は、3億0580万円(税込)となっている。

 プロバスケットボールリーグのBリーグは、新リーグ「Bプレミア」参入審査までに参入チームに対して、ホームアリーナの確保のため、新たなアリーナ構想を策定させる方針を示している。栃木ブレックスはBプレミア参入に向けてて、アリーナをブレックス主体で建設する。

 整備候補地は、駅東公園となっている。しかしながら、審査までに新アリーナ構想の策定が困難となったことから、ブレックスは宇都宮市に対し、市体育館をBプレミア参入審査基準が充足できるように改修するよう協力を依頼した。これを受け、市体育館の改修は市で実施するが、工事の手続きは栃木ブレックスが行った。

 業務内容は市体育館の改修で、スイート・ラウンジの設置、常設飲食施設の設置、トイレの増設の設計および工事となっている。履行期間は2024年10月1日から2025年9月15日までで、このうち工事期間は2025年5月1日から9月15日までを予定している。

 体育館1階では、現在の幼児体育室を改修して女性用トイレ約40基を設置し、これに伴い幼児体育室は相談室に移転する。2階では、常設飲食施設スペースを設置するほか、現在の談話コーナーを改修して女性用と男性用のトイレをそれぞれ約20基設置する。

 3階では、多目的スペースをスイート・ラウンジに改修する。スイートとしては居室化(壁の設置)やテーブル・座席の設置、ラウンジとしてはカーペット・テーブル・イスの設置、柱や天井の装飾を行う。

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