給食センターの整備方針策定へ 統合や改修探る(常総市補正)

[2024/9/21 茨城版]
 常総市は、定例市議会に本年度の補正予算案などの議案を提案。一般会計補正予算(第3号)では1億6520万円を追加し、総額を244億2098万円とする。主なものでは、給食センター整備方針策定支援業務委託料400万円を計上し、老朽化した2カ所にある施設について方向性を探る。このほか、スマートロック導入業務委託料に712万円、市道1-0205号線ほかの補修工事などに充てる道路維持工事費に5300万円を計上している。

 給食センター整備方針策定支援業務は、市内に2カ所ある豊岡学校給食センターと玉学校給食センターが老朽化していることなどを受けたもの。1998年に供用開始した豊岡給食センターは、延べ1391平方mの規模で、1日5000食分に対応。現在は、小学校8校と中学校4校の児童・生徒・教職員2912人に供給している。01年に稼働した玉給食センターは、延べ1398平方mで、同じく1日5000食分の生産が可能だ。現在は、小学校7校と中学校2校の2609人分の配膳をしている。

 両施設については、今後の少子化や玉給食センターが借地であるなどの状況を考慮しながら、統合や改修といった方向性を決定する考え。業務の委託業者選定は、年度内に内容をまとめたいことから、見積もり合わせによる発注を見込む。

 スマートロック導入業務は、市内7カ所の小・中学校体育館の夜間や休日利用の維持管理コストを抑えるため、施設を解錠・施錠する鍵を収めたボックスの開閉をスマホやタブレットなどで行えるようにするもの。業者選定については、市公共施設マネジメント民間提案型制度を利用する。提案の募集は20日まで行われ、アイデアや価格などを総合的に判断した上で、10月にも最適な提案をした業者と随意契約を結ぶ意向だ。

 ほかにも、中学校の施設修繕費として、石下西中学校の特別教室などの空調設備や柔剣道場の汚水ポンプ改修、水海道西中学校の武道館屋根改修などの工事費を計上した。

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