[2024/9/20　宮城版]

　東松島市は19日、大曲小学校の改築工事について建築、電気設備、機械設備の3件に分けて一般競争入札を開札し、落札者を決めた。建築は丸か建設(加美町)が12億7000万円で落札した。予定価格は12億8500万円、最低制限価格が12億0400万円だった。

　電気は日本製紙石巻テクノ(東松島営業所・東松島市)が1億9500万円で落札。予定価格は2億5780万円、最低制限価格が1億9340万円だった。機械は山下設備工業(同)が3億1099万2000円で落札した。予定価格は3億3840万円、最低制限価格が3億1000万円だった。

　同校の所在地は大曲字寺前5-2。改築工事ではRC造3階建て延べ4139平方ｍの新校舎を建設する。建築工事は土工、鉄筋工、コンクリート工、型枠工、鉄骨工、防水工、建具工(防音)、内外装工(防音)、家具工(防音)、昇降設備工などを施工する。

　電気設備工事は電灯設備工、動力設備工、受変電設備工、発電設備工、構内情報通信網設備工、映像・音響設備工、防犯設備工などを行う。機械設備工事は空気調和設備工(防音)、換気設備工(防音)、給水設備工、排水設備工、給湯設備工、ガス設備工などを実施する。

　3件とも議会案件のため、開会中の市議会9月定例会で27日に承認が得られれば、本契約となる。工期は2026年3月23日まで。

　同校の改築事業では新校舎が完成した後、2026年度に既存の西校舎や仮設校舎を解体撤去する予定。仮設校舎は大和リース(仙台支社・仙台市太白区)と賃貸借契約を結んでいる。改築設計は久慈設計(仙台支社・仙台市青葉区)がまとめた。