樅の木公園で駐車場の増設工事 区画整理に1.8億円(東海村補正)
[2024/9/10 茨城版]
東海村は、第3回村議会定例会に補正予算案を提案している。一般会計では6億3401万円を追加し、総額を227億9628万円とする。主なものでは、グルービー樅の木公園駐車場整備工事費6988万円や阿漕ヶ浦公園整備工事費498万円のほか、東海圷地区の地下水利用計画基礎調査委託料930万円などを計上した。特別会計では、東海中央土地区画整理事業に2億0769万円追加し、中央地区の道路築造工事費や整地工事費など1億8180万円を予算化する。
神楽沢近隣公園では、4月に開園した「グルービー樅の木公園」の駐車場を増設する。公園には20台分の駐車場が設置されているが、休日やイベント時などには駐車場不足のため路上駐車や近隣商業施設への迷惑駐車などの問題が発生。早急な整備が求められるため、対応策として公園南側に隣接するカスミの西側へ新たに駐車場を整備することにした。舗装面積は約2800平方mで、約70台を収容可能とする。設計は水工エンジニアリング(水戸市)で策定した。
阿漕ヶ浦公園では、ホッケー場に設置してある散水用制御ポンプの老朽化に伴い、工事費を予算化する。放置すると揚水・散水ができなくなり、特に野球場の芝生に深刻なダメージが生じるため、早急な対応が必要となった。当初は故障した部品のみを交換する予定だったが、調査の結果から、劣化が進んだ制御盤を全面交換する。
東海圷地区では、陸田の汎用性を高めることや営農計画の選択肢を増やすため、地下水利用に関する基礎調査を行う。
中央地区では、土地区画整理事業の推進を図るために工事費を増額する。主に東海駅五反田線の南側を対象に、2号勝木田緑地の伐木処分を行うほか、区6-73号線などの道路築造工事、39街区ほかの造成工事、37街区整地工事などを実施する予定だ。
このほか、村内農道鋪装修繕工事費や排水側溝修繕工事費、真崎浦土地改良区の真崎浦排水機場アスベスト撤去工事のための補助金などを盛り込んだ。