スマートICで測量 黒内小の北門設置へ設計工事費(守谷市補正)

[2024/8/24 茨城版]
 守谷市は、28日開会の定例市議会に、2億0961万円を追加して総額を388億3241万円とする一般会計補正予算案(補正第4号)を提案する。主なものでは、守谷SAスマートIC(仮称)の整備へ測量調査委託料5294万円や、スマートICと土地区画整理事業の年度内都市計画決定に向けて都市計画見直し案作成業務委託料1135万円などを確保する。このほか、黒内小学校では、北門の設置へ設計委託料と2カ年継続の工事費を計上している。

 守谷スマートICは常磐自動車道に接続するもので、昨年9月には国土交通省から新規準備段階調査箇所として選定された。同年10月には、準備段階調査に向けて市や県、国土交通省などの関係者による第1回守谷SAスマートIC準備会が開かれ、協議を進めているところ。市では、本年度中の事業認可取得を目指しているため、必要な予算を確保しておく。

 スマートICでは、周辺を対象とした土地区画整理事業が計画され、守谷SAスマートIC周辺土地区画整理組合設立準備委員会により事業が進められている。スマートICと合わせ、年度内の都市計画決定に向けて必要な手続きを行う。

 児童数が増加し、過大規模校となっている黒内小学校では、登下校時に多くの児童が歩道に溢れるため危険な状態となっている。こうした状況を受け、25年度にはスクールバスを利用した特定地域選択制度が開始される予定で、同地域からは郷州小学校や御所ケ丘小学校の選択が可能となる。

 このため、郷州小学校ではバス停までの歩道整備を行うほか、黒内小学校では通学ルートが分散されるよう新たに北門を新設する。北門の新設には、敷地が面する県道野田牛久線との段差が約4mほどあることから必要な対策を図る。設計がまとまれば年度内にも着工し、来年夏ごろまでの完成を目指している。

 このほか、坂町清水線整備事業では、踏切工事設計負担金として1661万円を確保する。都市計画道路坂町清水線の改良工事に合わせ、関東鉄道常総線の踏切部分も拡幅するもの。工事は関東鉄道で実施するが、完了時期については未定としている。

 水道事業では、水道管路整備更新計画業務として、補正予算に805万円を確保するほか、25年度の債務負担行為に限度額1204万円の委託料を設定する。24-25年度の2カ年で、AIなどを使用した管路の劣化診断を行ったうえで、既存計画の見直しを行う。対策が必要と判断された箇所では、早ければ26年度にも更新工事に着手する。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.