水道センターを建て替え 車庫と合わせて4.9億円 25年度から4カ年事業(宮城県 柴田町)
[2024/8/21 宮城版]
柴田町は20日、議員全員協議会を開催し、新水道お客様センターと庁舎車庫棟建設事業について議員に説明した。2025年度から4カ年、事業費4億8986万円を投じて、庁舎敷地内にある同センターをS造2階建て延べ513平方mの規模で建て替えるほか、車庫棟などの計3棟を解体し、1棟に新築集約する。25年度は同センターの設計業務の委託と、S造平屋437平方mの新車庫棟の建築工事を発注する。
現在のお客様水道センターは役場庁舎東側の敷地に1998年に建てられた施設。規模はS造2階建て延べ226平方mで、老朽化が進み、狭あいのため書類やメーター、資材等を分散せざるを得ないため作業効率が悪く、入り口が分かりにくいといった課題を抱えている。
今回、こういった課題を踏まえ、役場庁舎の東側駐車場正面の位置に施設を移転する方針を決めた。新しいセンターの規模は、S造2階建て延べ513平方mを想定。移転することで来庁舎にも分かりやすく、広くなることで書類・資機材などの一元管理も可能となる。
移転新築にかかる事業費は設計費なども含め2億7400万円を試算。来年度に設計を委託し、26~27年度に建築する。なお、現センターは27年度に改修して倉庫として引き続き活用する。
現車庫棟・現業棟は、役場庁舎南東側の駐車場を囲むように建てられている。いずれも1976年竣工で、車庫棟AがS造平屋216平方m、車庫棟BがS造平屋234平方m、現業棟がS造2階建て延べ420平方mの規模。車両22台の保管と施設の一部を書類などのストックヤードとして使っている。
築51年を経過し、耐震改修も未実施、また屋根や外壁のスレート材にアスベストが含有している可能性もある。そのため、庁舎東側の敷地に移転建て替えを決めた。
建て替えに際し車庫を集約することとし、計画では新車庫をS造平屋一部2階建て437平方m規模で新築する。2階は公文書庫とする方針。駐車スペースは車庫に19台、屋外に13台分を確保する。
事業費は新築工事に1億5616万円、現車庫棟の解体工事に3950万円を見込む。実施設計は23年度に盛総合設計(仙台市青葉区)に委託して完了済みで、25年度に新築し、翌26年度に解体する想定だ。